内容説明
レオナルド・クロウ・ドッグは、本書の語り部だ。十三歳のとき、自分に魂のビジョンとパワーがあるのに気づき、メディスンマンとなった。リチャード・アードスはこの二十年間、クロウ・ドッグ一族に引き継がれている魂の声を記録し続けた。本書は二世紀にわたるネイティブ・アメリカンの闘争と勝利、衰退と生き残りの、壮大な物語である。
目次
私はクロウ・ドッグ
バッファロー・ハンター
二つの銃弾と二本の矢
殺戮
手をつなぎ、輪になって踊る
バッファロー・ビルのワイルド・ウェスト・ショーと共に
自分の言葉で話させてくれ
芯の強い女
スピリットが私を選んで、真実の私にしてくれた
運動に身を捧げた〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うにこ。
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ラコタ族のメディスンマン、クロウ・ドッグが語る自伝。自分の4代前のクロウ・ドッグのことから語り始めて、時代は西部劇の頃から現代まで。 現代、当代のクロウ・ドッグさんの話となると、俄然興味深いものとなります。 なぜってクロウ・ドッグさん、デニス・バンクス率いるアメリカ先住民の公民権運動の主力となった団体AIM(アメリカ・インディアン・ムーブメント)の相談役というか、協力者だったんですね。 これはなかなか読めない記録じゃないかな! 色々興味深い情報だらけです。 いやー、手に取れてよかった!2013/05/07