目次
第1章 運の考察
第2章 ギャンブルの世界と宿命
第3章 勝ちしのぐための知恵と技術
第4章 ギャンブルの実践(麻雀入門;カジノ入門)
第5章 人生への応用
第6章 ギャンブルの中の男と女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
102
直木賞受賞作家である色川武大が、もうひとつのペンネームである阿佐田哲也として書いたギャンブル小説の中から、ギャンブル特有の語録を抜粋し、そこから人生へのつながりを考察した良書。◆色川武大は戦後の動乱期にアウトローとして生きており、その時に培った世界観を阿佐田哲也として小説の中に書いた。その世界はまさにアウトローの世界であり、我々一般市民の理は通用しない。そこにあるのは自然の理である。実は我々の人生では、市民の理が普通であるが、自然の理によって支配されているものが多数あることを思い知らされる。2020/10/04