内容説明
3歳からでも遅すぎる!ベストセラー『幼稚園では遅すぎる』の続編、待望の刊行!希代の経営者が25年にわたる幼児教育研究の末にたどり着いた、新時代の子育て法。
目次
1章 母親が変われば、子どもも変わる―「パターン時代」に、親は何をすべきか(いい母親とは、いい子を育てようという強い意志と愛情をもった親;幼稚園までは、母親の人柄や態度が子どもに“伝染しやすい時期”;母親は、子どもが二歳になるまでは育児に専念すべきである;子どもの教育は、生まれた“その瞬間”から始まっている ほか)
2章 母親だけができる、子どものための環境づくり―子どもの能力を、いかに引き出すか(最初の子をきちんとしつけることが、下の子にとっての“いい環境”;兄が幼稚園に通っていたら、弟もできるだけ連れて行く;幼児同士の遊びは、母親にはできない心の成長をうながしてくれる;夫婦ゲンカは、子どもの生理にも悪影響を与える ほか)
3章 興味が、子どもをどんどん成長させる―育て上手とは、意欲づくりにかかっている(「押しつける時期」と「興味に訴える時期」はしだいに交代する;押しつける時期にも、すでに好奇心の芽生えはある;子どもが興味を示しているときには、中断しない;幼い子どもには、まず“パターンオモチャ”を与えよ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
14
前書「幼稚園で遅すぎる」に続いて軽く再読。基本的内容はほとんど一緒。「3歳までにつくられる」が「0歳で決まる」になった。もちろん0歳児の教育の重要性はわかるが、人間の遺伝の影響を軽視・否定すると、個人の才能の違いを環境・教育に原因を求めざるを得ない。その歪が才能が決まる年齢の早期化に行き着いたのだと思える。2018/11/17
kozue
7
パターン教育が出来る幼児期にマナーや自立心、知的なことに関する詰め込みをする、子ども扱いせずに一人の人間として接する、親の後姿を見て育つ、父と母の役割分担を大切に、母親は権威をもて、サルのしつけ、母親の役割は刺激を選択すること、しつけは例外を作らず一貫させる、音文一致(洗面所に手を洗うなど)、外国語学習(自然の早さで)や漢字こそ幼児期に、一流のものを、喃語は積極的に答える、手指の運動をさせる(折り紙など)、意欲づくりが大事(褒めるのが先)、子供に命令しない、×評価〇よくやった、一緒教育、与えすぎない2017/11/12
ピオーネ
2
文庫の基になった「新版 0歳からの母親作戦」は1996年、初版本に至っては1979年に出版されたものだそうなので、内容的には若干時代的なズレを感じる点もあったけど、得るもの・今後の参考にしたい内容のほうが圧倒的に多かった。あんまり…というか原則として購入したり頂いたりしてわたしの「本棚」に納める本は汚さない主義なのだけど…この本は常に持ち歩き、大事にしたい内容はラインを引いて繰り返し読んで頭に叩き込んでいきたいな~って思ってる。2012/04/16
Lisa
1
私みたいな性格の人は読まない方がいい。最初の数ページでイライラする。 この方が立派な方なのはわかるけど、今の時代の母親であるわたしは捨てたくなった。 2023/02/14
ジジ
1
ときどきモヤッとしたけれども大変参考になりました。結局わが子を見つめて一生懸命育てなさいってことなんよね。「いい子」に育てたい、という思いはあるけど、つい「わたしにとって都合のいい子」になっちゃうのが弱いところです。精進精進。2011/02/19