出版社内容情報
シリーズ累計35万部突破の「カイジ」シリーズついに文庫化!『カイジ』で学ぶ、”つらい”仕事で確実に結果を出し幸福をつかみとるための「働き方」と「考え方」
内容説明
この時代を生き抜く「働き方」を、経済ジャーナリストの著者が大人気漫画『カイジ』を通して解説します。『カイジ』には、自分の力で幸福をつかむ知恵が凝縮されていると著者は言います。それは、いくら働いても希望を見出せない人にこそ必要な「勝つ働き方」でもあるのです。本書は『カイジ』で学べる「勝つ働き方」のすべてを凝縮しています。くすぶっている人のモチベーションも一気に上がること間違いありません。
目次
序章 今日をがんばった者にのみ、明日が来る
第1章 勝ったらいいなではなく、勝たなきゃいけない
第2章 カイジが生きる、残酷な社会のルール
第3章 強者に学ぶ、勝つべくして勝つ思考力
第4章 一流だけに見えている、圧倒的勝利への道
終章 「成功」と「幸福」を同時に手に入れる
著者等紹介
木暮太一[コグレタイチ]
経済ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫砂茶壺
3
社会人に対してよりも、これから働く学生向けに書かれているのかな。前作に比べてカイジとのつながりは薄いように感じたが、与えられたルール(=働き方)そのものを疑ってみる、という提言は有効。「お金&働き方&生き方は三位一体」「幸福な人生は”楽”な人生ではない」 楽はすぐ飽きるし、お金がかかる。前と同じ刺激を得るにはもっとお金が必要で際限がない。楽を求めず”快”(=やり切った感)を求める。なぜなら仕事をイヤイヤやるとしんどいから。使用者側がこれを言うとブラック確定だが、労働者個人の心の持ちようとしてはアリ。2019/09/01
むむむ
1
快楽の快と楽とは別物である。楽はいずれ終焉を迎えるため、いかに快を選択できるかが重要となる。また、必ずしも、苦が悪いとは限らない。時には研鑽のためにも苦を選択せねばならない。仕事で言えば、若いうちこそ可能性が大きいため、まず苦心惨憺することも厭わない覚悟がなければ手遅れとなる。 自分が頑張ったと思えるかではなく、それが他者からどのように評価されるのかということを常に念頭におく必要がある。2021/12/26
検尿泥棒
1
サクサク読めて勉強になるがけっこう厳しいことが書いてある。ワークライフバランスは生涯で考える。若い時は仕事。勝たなければ他人の評価は得られない。各年代に足切りバーがあり、それを超える実力を持っていなければそこで敗者。不安とストレスなく仕事するには不安とストレスを感じなくなるまでその仕事をするしかない。外出券の必要性も感じないような仕事が唯一の解。幸福ど高い人が持っている6つの特性、自分は1つも持っていないような気がした。2018/08/15
スウィーニー校長
1
★★★☆☆ 漫画カイジが好きなので。 カイジをネタに、仕事・働き方について語った自己啓発本。 人間の欲求には、快と楽がある。 一生懸命努力して成し遂げた時に感じる、充実感、達成感が快。 息抜きをするのが楽。 楽しく仕事をしたいなら「快」を感じられる仕事に就くべきだ。2017/12/27
NEXT URBANSHOP
1
カイジは評判が良くても読んで来なかった漫画である。しかしそこから教訓を得て仕事に活かしていくことは大切だ。本当に環境や周囲の人たちから影響を受けやすいので、どう見極め、受け入れていくかが人生の難題である。この本はそんな社会の中でも勇気を持って進んでいけと後押しをする内容だ。私はカイジのイメージが勝手に作曲家ベートーベンと重なる。作品『運命』を聴きながら…名言二つ →大志ある才能と勤勉さの前に「ここより先は進入禁止」の柵は立てられない。 →私の青春は、今始まったのだ (ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)2017/09/18