内容説明
ストレス解消には「笑い」より「涙」だ!テレビや雑誌で大人気の脳生理学者が教える、1日5分で効果が出る驚きの「心のリセット法」。
目次
第1章 ストレスはすべて「脳」が感じている(成功への第一歩はストレスに「負ける」こと;海底三〇〇メートルでのストレス体験 ほか)
第2章 人生の質を決定づける「三つの脳」(「心の場所」は、脳の中に“二か所”ある;前頭前野を失うと人はどうなるのか ほか)
第3章 一日五分でできるセロトニントレーニング(脳を動かす「クールな覚醒」;心身を健康にする「五つの働き」とは ほか)
第4章 どうして涙を流すとスッキリするのか(ストレスは「涙」の力で解消できる!;私たちの目から流れる「三つの涙」とは ほか)
第5章 最大の癒しは共感脳が与えてくれる(夢を恐れる若者たち;自分にとっての「報酬」とは何か ほか)
著者等紹介
有田秀穂[アリタヒデホ]
1948年、東京生まれ。東京大学医学部卒。東海大学病院で臨床に、筑波大学基礎医学系で脳神経の基礎研究に従事した後、ニューヨーク州立大学に留学する。「座禅(呼吸法)が心身に与える効能は、脳内セロトニン神経の働きで説明できる」という仮説を提唱し、大きな注目を集めた「セロトニン研究」の第一人者。96年より、東邦大学医学部統合生理学教授。セロトニン道場代表としても活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K(日和)
30
普段人間が漠然と使っている言葉、「ストレス」とは何か?正体はホルモン。身体的ストレスと精神的ストレスに分けて解説がある。ストレスを感じるメカニズムはよくわかったが、それに対する対処法は、ありきたりなものを紹介しているだけに感じた。2017/07/13
templecity
12
人間は体を動かすところから脳が発達していく。そのうちに母親の気を引くため、そして共感をするというふうに脳が発達していく。いじめっ子がいじめを辞められないのは相手の表情や感情を読み取る能力が欠けているため。赤ちゃんがおなかをすいて鳴くのは相手に気づいてもらうため。そして悲しい場面で鳴くのは見ている方にストレスが溜まる。しかし相手に施したり、映画で感動して流す涙はストレス解消につながる。感動の涙を流すことは良いことなのだ。 2019/03/11
くろいち
12
ストレスに強くなるには「セロトニン神経」を活性化させる◎セロトニン神経を活性化させる方法は主に2つ➔①リズム運動(ジョギング運動、スクワット、腹筋などの繰り返し運動、瞑想による腹式呼吸)②太陽の光を浴びる(一日30分程でOK)◎他の動物にはない、人間だけの「抗ストレス能力」➔「涙」:ストレスを一気に洗い流してくれる秘密平気●見ると泣ける一作(動画、映画、本)を持ち、ストレスが溜まった時に泣くことでストレスを発散させる☆涙を流すのは朝よりも夜、月曜日よりも週末のほうが効果は高い。2016/03/26
としP
11
「太陽の光を浴びる」と「リズム運動」を継続的に行うことで、セロトニンの分泌を促すことで、ストレスによる悪影響を抑えることができる。あと、「夜に涙を流して泣く」ことも有効。情動の涙。2020/05/30
mataasita
9
今の自分が読むべき本だった。全ての章、内容が分かりやすい。ストレスの種類やそれに対する手段を理解しているだけで心強い。ただ自分はこれによると脳ストレスというよりは身体的なストレスなんだなぁと思った。だからとにかく寝れば大丈夫。あとは早起きしたときのリズム運動と朝の太陽。長時間より長期間の継続が大事。夜はよりよい睡眠になるように、睡眠の本を買って読みたい。質を上げたい。セロトニン増やす体質づくりを目指そう。2020/09/13
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