出版社内容情報
「成功の方程式を解き明かした傑作が、ついに復刊」 楠木建(経営学者・一橋大学特任教授)
全世界860万部突破の超ロング・ベストセラー。
世界のビジネスパーソンに読まれ続ける不朽の名作・完訳版。
読み始めたら止まらない。読めば読むほどためになる。
成功を目指すビジネスパーソンはもちろん、子どもの将来を考える親、これから社会に出て行く学生必読の書。
グラッドウェルは「外れ値(アウトライアー)」と呼ばれる例外的な成功者たちの背景を分析。個人の才能や努力だけでなく、文化的背景、生まれた時代、機会、環境など次のような外的要因が「成功」にいかに影響しているかを明らかにする。
・「1万時間の法則」――いかなる領域でも専門家レベルに達するには約1万時間の集中的な練習が必要。
・「同じ学年で早く生まれることの重要性」―― 同学年内で早く生まれることが長期的な成功に有利に。
・「文化的背景と成功の関係」――航空機事故に影響を与えた権力格差指数とは? 文化・社会的要因が成果を左右していた。
・「いつ生まれるかの重要性」――IT長者は1955年前後生まれに集中。適切な年代に生まれることが重要。
・「成功における『隠れた優位性』の発見」――家庭環境、教育機会、社会制度が成功者を支えている。
思考の盲点が炙り出される感覚に酔え。
【目次】
はじめに ロゼトの謎
パート1 偶然のチャンス
第1章 マタイ効果
第2章 1万時間の法則
第3章 天才の問題 その1
第4章 天才の問題 その2
第5章 ジョー・フロムの3つの教え
パート2 伝統
第6章 ケンタッキー州ハーラン
第7章 航空事故における民族論
第8章 水田と数学試験
第9章 マリタの取引
エピローグ ジャマイカの物語
目次
はじめに ロゼトの謎―この人たちは年をとったから死んでいる。それだけだ
1 偶然のチャンス(マタイ効果―すでに持つ者は、誰もがさらに与えられ、豊かになるだろう。しかし、持たざる者は、持っているものさえも取り上げられるだろう―マタイによる福音書 25章29節;1万時間の法則―ハンブルクでは、8時間も演奏しなければならなかった;天才の問題 その1―優秀な少年が揃っている環境ではIQの数値はほとんど参考にならない;天才の問題 その2―長い話し合いの結果、ロバートを保護観察処分とすることで合意した;ジョー・フロムの3つの教え―メアリーの25セント玉だ)
2 伝統(ケンタッキー州ハーラン―男らしく死になさい。おまえの兄弟と同じように!;航空事故における民族論―機長、気象レーダーにとても助けられています;水田と数学試験―一年のうちの360日で夜明け前に起きられるなら、必ず家族を豊かにできる;マリタの取引―今はもう、友達はみんなKIPPの子です)
エピローグ ジャマイカの物語―カラードの子どもが生まれたら、その子は奴隷の身分から解放される
著者等紹介
グラッドウェル,マルコム[グラッドウェル,マルコム] [Gladwell,Malcolm]
1963年生まれ。カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。複雑な社会現象を鮮やかに解き明かすカナダ系アメリカ人のジャーナリスト兼作家。『ワシントン・ポスト』紙の記者を経て、『ニューヨーカー』誌のスタッフライターとして活躍
桜田直美[サクラダナオミ]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




