あの国の本当の思惑を見抜く地政学

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あの国の本当の思惑を見抜く地政学

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763141880
  • NDC分類 312.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

地形的に見ると、アメリカもロシアも中国も弱い。
だから、戦争をやめられない。

近年、「世界情勢を理解したい」という需要が増えています。
ロシアのウクライナ侵攻、パレスチナ・イスラエル戦争、中国の台湾・尖閣諸島・南シナ海での野心的行動など、ニュースで不安定な国際情勢にまつわる話題を見聞きしない日はありません。

国際政治を考える上で、まず見るべきものは何でしょうか?
歴史、文化、統計、報道--どれも重要です。
しかし、本書はそれが「地理」であると考えます。

ニュースを普段見ていると、外国首脳の発言や人々の意見ばかりが目に入ります。
それらを見ていると、世界情勢を動かしているのは「人間の意志」だとつい思いがちです。
しかし、人間の思考や行動は、私たちが思っている以上に地理に動かされています。
それも、気づかないうちに。

地理を基準に世界を眺めると、次のようなさまざまな事実が見えてきます。

●アメリカは大きな海に守られているが、その分他国を攻めづらく、それほど恐れられていない
●ロシアはヨーロッパの大国と平らな地形で繋がっているせいで、領土を拡大し続けなければならない
●対立を深めるアメリカと中国は、実は国土や隣国との関係など、「似た者同士」である
●日本にとって朝鮮半島はユーラシア大陸との「橋」。朝鮮の安全を確保することは伝統的な地政学的課題

寒い場所では、港が流氷で閉ざされて、貿易ができません。
「国を守ろう」と思っても、地形が平坦だとかなり苦労します。
地理が「檻」だとすれば、国は「囚人」です。
囚人に何ができて、何ができないかを知るには、まず檻の形を知らなければならないのです。

本書は、地政学動画において平均再生回数150万回という圧倒的な支持を得る著者・社會部部長が、不変の地政学の法則を解説する1冊。
「海と陸」というシンプルな切り口を中心に、これまで世界で起きてきたことの真の理由を知り、今の世界で起きていることを「自分の頭で考えられるようになる」本です。

内容説明

なぜ、国によって行動が異なるのか。何が国を「その国らしい」行動に突き動かすのか。その根源には、常に地理がある。地形的に見ると、アメリカもロシアも中国も弱い。だから、戦争をやめられない。YouTube総再生回数3000万回超。

目次

序章 今、地政学を学ぶ意義
第1章 アメリカ 強そうで弱い国
第2章 ロシア 平野に呪われた国
第3章 中国 海洋国家になろうとする大陸国家
第4章 日本 大陸国家になろうとした海洋国家
終章 地政学から学べること

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

66
Kindle。著者のYouTubeチャンネルは大好きで、著者が読み上げている様に感じて動画を観ている様なひとときでした。各国は地政学上の弱点を抱えており、弱点をカバーする為に外交が繰り広げられる。本書を読んだ上で昨今のトランプ関税のニュースを見ていると、アメリカの進む先が気になって仕方がない。本書の様な動画がたくさん上がっているので本書が気に入った方はチャンネルも是非観てほしい。2025/05/05

ta_chanko

29
地政学的には大陸勢力(中露独)vs海洋勢力(米英日)が基本構造。ユーラシア大陸=ハートランドを制する国が生まれるのを防ぐため、海洋勢力が同盟関係を駆使しながら潜在覇権国を包囲し大陸制覇を阻止する。また半島は大陸勢力と海洋勢力のせめぎあいの場となりやすい。攻撃優位の大陸勢力にとっては、戦略縦深と緩衝地帯の拡大が防衛戦略。日本の敗戦は大陸進出により海洋勢力の英米を敵に回したため。目下、懸念されるのはロシアvsNATO、台湾有事、朝鮮半島の不安定化...。地形が変わらない以上、係争地はいつの時代も変わらない。2025/05/26

和尚

28
面白かったです。 争いの主体が思想から地理へと変わった。そんなトピックから始まり、海洋国家と大陸国家のそれぞれの強み弱み、そして悩み。各地形と緩衝地帯。 アメリカ、ロシア、中国、日本について章単位で描かれており、それぞれ世界で起きている事に対して、だから仕方ないね、とはならないものの、なるほど、となる一冊でした。 宿命論ではなく現実論の地政学、おすすめです。2025/06/23

よっち

26
人間の思考や行動は私たちが思っている以上に地理に動かされている。地理を基準に世界を眺めると様々な事実が見えてくることを紹介する1冊。安全保障のジレンマと地理、そして海洋国家と大陸国家の行動原理の違いを踏まえながら、海という強力に侵略を防ぐ要素、植民地はなぜなくなったのか、常に大陸にある潜在覇権国家、なぜNATOが必要なのか、ロシアを悩ませる地形の呪い、ドイツとロシアを分け隔てる緩衝地帯・東欧の重要性、地理的にアメリカとよく似ている中国の海洋進出、日本の立ち位置など、論旨が明快で解説もわかりやすかったです。2025/03/09

イシカミハサミ

12
Youtubeでもお世話になっている 社會部部長の初の著作。 思っていた以上に初心者向けの書き方で あっという間に読み終わってしまった。 それでも満足感は十分。 自分が資本主義社会側のしかも島国に生まれ落ちたせいなのか、 どうしても、特にロシアの世界に対する恐れ方は異常だな、と感じてしまう。 この感覚について中立にはなれないだろうな。 あえてなのか地政学者の先人について、「先見の明があった」と繰り返しているけれど、地政学の不変性がその知見をもたらした、というのが正確なところだと思う。2025/06/19

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