内容説明
あらゆる生物は、「タンパク質欲」を満たすために食べていた。タンパク質への渇望に突き動かされるまま過食する現代人。それを利用し「超加工食品」を発明、食環境を破壊する企業。30年の共同研究で175の論文を発表した栄養生態学・生物学の権威が解明。食欲をコントロールし、肥満・病気・短命をブロックする食べ方。生物の摂食の仕組みを解き明かした圧巻ノンフィクション!
目次
科学者が「食欲」について調べた全記録
バッタ―タンパク質のためなら「共食い」もいとわない
栄養―動物は計算なしで「ベスト・バランス」を食べる
栄養幾何学―「グラフ」にしたらとんでもないことがわかった
食欲―これは「底なし」の欲望か?
例外―人間は「動物」と違う生物か?
仮説―人間もバッタも「タンパク質」ファースト
タンパク質―「個体の長寿」か「次世代の繁殖」かの分かれ目
人間に近い種―長寿の仕組みは「イースト細胞」も「ヒト」も同じ
食環境―科学者が、命を賭して現実世界を観た結果
食環境2―それはもう、「あるべき世界」とあまりに異なる
現代―「人間」にとって破滅的な食環境
金銭欲―人間に特有の欲
肥満―「胎児」のときに運命が決まっている可能性
教訓―「正しい知識」で食べる
著者等紹介
ローベンハイマー,デイヴィッド[ローベンハイマー,デイヴィッド] [Raubenheimer,David]
シドニー大学生命環境科学部栄養生態学教授およびチャールズ・パーキンス・センター栄養研究リーダー。オックスフォード大学で研究員および専任講師を10年間務めていた。世界中の大学や会議で講演を行っている。シドニー在住
シンプソン,スティーヴン・J.[シンプソン,スティーヴンJ.] [Simpson,Stephen J.]
シドニー大学生命環境科学部教授およびチャールズ・パーキンス・センター学術リーダー。主な受賞歴に王立昆虫学会ウィグルスワースメダル、オーストラリア博物館ユーリカ賞、ロンドン王立協会賞、オーストラリア勲章第二位など
櫻井祐子[サクライユウコ]
翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒、大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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