出版社内容情報
いつか必ずくると分かっていた
お別れの日は、静かにやってきた。
WEBで多くの反響を呼んだおおがきなこの『イヌ日記』が、
描き下ろし50ページ以上を加えて、待望の書籍化!
オカメはミニチュアダックスフントのおんなのこ。
元繁殖犬で、四歳のときに保護され、うちのこになった。
それまで犬を飼ったことがなかった著者にとって、
オカメは初めての犬の家族だった。
オカメが十歳のとき、二匹目を家族に迎えることにした。
それが元野良犬の「ギー」。
おおがさんとオット、オカメとギー。
二人と二匹の生活がはじまった。
ところが、オカメが急にごはんを食べなくなり始めて……。
内容説明
二〇一二年の三月、四歳でうちに来たオカメは、里親募集中はあんずという名前だった。オカメと出会ったときから最期まで、ずっと幸せだった。犬愛にあふれた感涙エッセイ漫画。
目次
あんずちゃんをください
オカメのご出勤
2匹目がほしい
ギーがきた
オカメとギー
あっちが食べたい
レバーの煮汁
食べなくなっちゃった
オカメの献立
夏のデートの時間〔ほか〕
著者等紹介
おおがきなこ[オオガキナコ]
漫画家・イラストレーター。1984年生まれ。SNSやWEBを中心に様々な漫画を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Meg Mog
9
途中から泣きそうになったんで仰向けで読んだけど、それでも涙が流れてしまった。新聞の広告で気になってとりあえず図書館で借りて良かったら購入するつもりだったけど、あるある過ぎて辛くて無理。やっと最近は笑って思い出話できるようになったけど、もう犬は飼えないなあ。作者の犬の言葉が理解できればいいのに、は本当によく分かる。それでもオカメは作者さん家でとても幸せだったと思う。2019/12/27
りお
8
愛犬への愛がたっぷり詰まった作品でした。可愛らしくほのぼのとするイラストに癒されつつ、飼っていた犬を思い出し、涙をこぼしながらの読了でした。「いとしのギー」も合わせて読みましたが、2匹とも温かな家族に囲まれて、幸せなんだろうなと思いました。2019/12/02
風美
5
愛犬の最期を思い出して、電車の中で泣いてしまいました。苦しむ愛犬を抱えて、どうかどうか神様早くこの子を連れて行ってあげてください。もう頑張らなくて大丈夫だから、、と何度も思ってしまったことを残酷なことを思っていたかもしれないと後々思い出すと辛かったのですが、おかめちゃんの最期に向き合うきなこさんを見て、何か優しい手で辛い傷口を塞いでもらったような暖かい気持ちになりました。2019/12/23
むさみか
4
もう最初から分かっていることですが これはオカメちゃんとのお別れの本です 食べることって 生きることだと思うし 著者が 少しでもほんの少しでも と与え続けるのに 涙が出ます 最後は悲しいけど 苦しみから逃れた姿にほっとしました オカメちゃんも 著者も本当にお疲れ様でした2020/11/04
MAXKAO
3
読む前からわかってたけど、1年半前に亡くしたうちの子のことおもいだしました。ひどいペットロスになった妻は読めないだろうな。2021/09/26
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