出版社内容情報
「自分の頭で考える」やり方は教えてくれない。より良く生きるために必要な「考える力」を伝授。
目次
1 「考える訓練」の最初の一歩
2 「日常生活」の中で鍛える訓練
3 「論理的」に考える訓練
4 「論理的」に伝える訓練
5 考える「精度」をあげる訓練
6 考え続けること、考えるのをやめること
7 「想像力」を広げる訓練
著者等紹介
伊藤真[イトウマコト]
1958年、東京生まれ。伊藤塾塾長。81年、東京大学在学中に司法試験合格。その後、受験指導を始めたところ、たちまち人気講師となり、95年、「伊藤真の司法試験塾(現、伊藤塾)」を開設する。弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
58
人生長く生きていると、もっと良く考えれば善かったのではと反省する、運命の分岐点が幾つか在ると思う。考える事は当たり前ではないのだ、考える訓練をしていなければ、人は考えたつもりで簡単に答えを出してしまう。ではどの様にすれば、考える習慣がつくのか。様々なアプローチの仕方、日常の中で行える方法を教えてくれています。では何故ミステリー好きの私が興味を持つのか、それはミステリー特に文化の違う翻訳物を読む事は、そのまま考える訓練と同じ事が多いからです。推理する事で自分流の考えの順序だてが、出来てくる事を実感出来ます。2015/12/17
テディ
17
抽象化と具体化が印象に残りました。物事は取捨選択し、やらないことを作るのも大切。時間は有限だからです。決断が大事なんですね。あと思考停止してはいけない。常に考え続けよう。2015/12/16
ルル
12
具体と抽象を行ったり来たりする^^2016/02/04
ブック
9
「考える」ということを法律家の立場から語っている。私が特に面白いと感じたのは、考える訓練として「キャッチコピーを書いてみる」という意見だ。私は広告クリエイティブという視点から始まって「考える」ことについて考えているが、結局、どのフレームにおいても「考える」ことの本質は同じなのだろう。著者の性質が恐らく自分と似ているのだろうと思うので共感することも多かった。私は二元論というやり方はあまりいい思考とは思っていなが、物事を細分化して考える思考実験としては使える。物を小さく分けていけば最後は素粒子となるように。2023/10/22
takehiro
9
「考える」というのは具体的に何をすることなのかと最近悶々としていましたが、本書を読んで少しわかったような気がします。私自身そうでしたが、ネットや本で調べることを考えることだと思っている人は本書を読んでみると良いかもです。2023/01/20