目次
プロローグ 脳卒中は怖いけど、怖くない
第1章 脳卒中を「知る」―なぜ起こるのか、どうなるのか
第2章 こんな「症状」に注意!―病気には必ず前触れがある
第3章 「発症」したらどうするか―最新の治療法を知る
第4章 こうして「予防」する―どういう生活・生き方をすれば良いか
第5章 病気があっても「健康」に生きる―病と向き合うということ
著者等紹介
内山真一郎[ウチヤマシンイチロウ]
国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授、山王病院・山王メディカルセンター脳血管センター長。1949年、埼玉県生まれ。北海道大学医学部を卒業後、東京女子医科大学勤務。1981~1983年米国メイヨークリニック留学。東京女子医科大学主任教授を経て、2014年より現職。専門は、脳卒中学、血栓止血学、臨床神経学。世界脳卒中機構理事、日本脳卒中学会理事・会長、日本脳ドック学会理事・会長、日本血栓止血学会理事・会長などの要職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そり
17
メモ:脳卒中の主な危険因子は「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」「肥満」。前兆となるのは「一過性脳虚血発作」。一時的に脳の血管が詰まり、手足の麻痺やしびれ、言葉や目に異常が出る。「何もせず放っておいても、自然と良くなる」のが特徴。しかし、これは小さな噴火のようなもので、最後は大噴火になるようなもの。24時間以内が危ない。その際、一般の医師では一過性脳虚血発作を正確に診断できる人が少ないので、「神経内科」や「脳外科」など専門医がいるところへ行くこと。症状が消えても救急車を呼んで構わない。2015/07/30
Honesty
3
脳卒中。中でも75%を占める脳梗塞の予防や治療法などが書かれている。脳梗塞は食生活や運動不足や喫煙などが要因として起こる、高血圧、脂質異常、メタボなどの生活習慣病だと筆者は説く。よって生活習慣を見直せば80パーセントは防げると主張する。またもし発症したときはact-fastが原則で、とにかく前兆を早期に発見し、早期に病院に行くことが重要。後遺症がどれだけ残るかが決まってしまうからだ。最後に長嶋茂雄監督の例に、脳梗塞になったとしても、目標を持ち、前向きに生きることの大切さを説いている。2016/06/02
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