内容説明
ドキドキしなくなったら終り。同じ人生だったら楽しく生きるに越したことはない。男女の恋愛を「美学」で紡ぎ続けた作家がすべての女性に贈るメッセージ。
目次
1 愛というもの
2 「最高の自分」に
3 生きていく、ということ
著者等紹介
森瑤子[モリヨウコ]
作家。1940年静岡生まれ。東京藝術大学音楽学部器楽科卒。卒業後、広告代理店にコピーライターとして勤務。1964年にイギリス人と結婚し、3女をもうける。1978年、『情事』で第2回すばる文学賞受賞。小説、エッセイ、翻訳を含めた著書は100冊を超える。1993年7月、逝去
おおくぼひさこ[オオクボヒサコ]
写真家、東京生まれ。エディトリアル、CDジャケットなど多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けいこ
7
今までの著書の中からの一文を素敵な写真と共に載せた詩集のような作品。「限りなく優しく扱われたいと願うと同時に、乱暴に陵辱されたいと思う女の深層」「いい女は、自分自身に投資している。いい本を人より余分に読み、〜、質の良い人間と付き合い、男を見る眼も自然肥えている」学生時代に憧れた森瑤子さんの世界。やっぱりカッコいい。作品はほとんど読んだけど、再読したくなった。2019/07/21
ひとひら
2
★★★ありきたりだけど響いた言葉。「どんな夜でも一夜あければ、太陽は必ず昇りますよ。」『ドラマティック・ノート』2013/08/25
きたむ
1
ちょっと女性研究。なんか大人だなあ…。2014/09/03
ず〜みん
1
私はあなたにモテたいの女は愛されていることを皮膚感覚で味わいたいその一文、一言が、オンナだからこそ身に沁みる、オトコにこそ読んで欲しい、そんな本。2013/12/31
ココマ
0
写真がとても美しいので女性同士の贈り物にもいい本ではないかと思う。西洋型の自立した女性のイメージを持つ森さんの生きた時代と、可愛いけど同じような顔の女の子がはびこる現在。随分男女そのものが変わってしまったかもしれないと本書を手にして時間の流れを感じた。「もちろん女にはそれぞれの生き方があり、選択がある。チャンスもあるし、運不運もある。」という文に今とても同感する。瑤子さんのような、精神的にゴージャスな女性がまた現れてくることを願う。2014/08/13




