内容説明
お金の本性を知らない、たくさんの“カイジ”へ。この世には、勝つ人だけが知っている残酷なルールがある。なぜ強者は勝ち続け、敗者はいつまでも脱出できないのか。こんな社会を生き抜く、圧倒的勝利の法則を見抜け。
目次
序章 ようこそ、クズのみなさま
第1章 給料が少ない…?現実を見ろ!
第2章 金は、自分で守らねばならないのだ!
第3章 知らないやつは、勝負の前に負けている!
第4章 圧倒的勝利を呼ぶ、マネー思考を身につけろ!
終章 お金に振り回されないために、本当に必要な力
著者等紹介
木暮太一[コグレタイチ]
経済入門書作家、経済ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から難しいことを簡単に説明することに定評があり、大学時代に自主制作した経済学の解説本が学内で爆発的ヒット。現在も経済学部の必読書としてロングセラーに。相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
75
漫画「カイジ」に出てくる主人公の言動やエピソードから、お金や投資にまつわるカラクリやしてはいけない事をまとめています。第1章 給料が少ない?現実を見ろ、第2章 金は自分で守らねばならない、第3章 知らないやつは勝負の前に負けている、第4章 圧倒的勝利を呼ぶマネー思考を身につけろ。連帯保証人の断り方「ご家族はなんと言っているの?」と言って牽制。期待値の高いギャンブルが良く、100円賭けた時にパチンコ・スロットは92~97円、ルーレットは95円、競馬・競輪・競艇は75円、宝くじ・ロト6は40~50円の期待値。2021/07/25
かまど
57
『カイジとマネーリテラシーの見事なマッチング』 お金に対する教養の必要性が世間で高まってきています。もし若い世代の方がお金について知りたいならば、この一冊は大変面白いです。漫画「カイジ」を読んでいれば、なお一層面白いのは言うまでもありません(賭博黙示録、賭博破戒録まで読んでいれば問題ないです)。 参考になったのは、お金に対するオフェンスとディフェンスの話、多くの宝くじ当選者が幸せになれない理由、どうして詐欺がなくならないのか、リボ払いについて、経済学上の正しいお金の使い方あたりです。 (続く)2014/08/25
ma-bo
56
リボ払いの罠や、ギャンブルの期待値、単利、複利の違い等知っておいた方がいい事が分かりやすく説明されている。 将来に不安があるとしたら、貯めるべきものはお金ではなく、『働きつづけられる能力』『変化を怖がらない、時代に適応してどんな仕事をしても生きていける自身を身につける 』は真理だな。2020/11/14
ひと
32
資産形成寄りの本が多かったので、お金の怖さも確認しておかないと、ということで本書を選択。借金体質と、宝クジ富豪が破産するメカニズムについて、限界効用逓減の法則を使った説明にとても納得、感心。守りも攻めも、鍵になるのは欲望のコントロールになるでしょうね。そのために物の値段を自分の労働に置き換えて考えてみることは、有効な思考トレーニングになると思います。働き続けられる自信は、早い段階で身に付けておきたいです。自分は、仕事を提供できる側に行きたいですね。社会に出る前に息子に読んでおいてもらいたい一冊。2015/09/01
空猫
30
漫画は未読なので引用されているシーンの理解がイマイチ不明だった。日本で(主に子供)は[お金の話]はタブー視されているが、今の時代それではやっていけない。お金が[命より重い]とは思わないが、資本主義にどっぷり浸かっている都会ではお金がないと生活できないのも事実だ。[稼ぎ方、貯金、節約]ではなく[お金の守り方、使い方、生かし方]を学び、お金に振り回されない為の指南書。会社も国(年金)も守ってはくれない。実の子供ですら当てにはならない現代社会を生き抜くために、特に10,20代は必読の一冊。2017/06/23




