出版社内容情報
ベアトとスティルフリードの貴重写真を中心に、開国以来、時の流れで失われていった江戸の町並み、人々の姿をまとめた古写真集。開国まもない日本を訪れた外国人写真家たちは、居住や移動制限もあり、交通の便も整わず土地勘もない中で、横浜を拠点に驚くほど精力的に日本列島を縦断していった。
その原動力となったのは、目の前に広がっていた奇蹟のような自然の美しさ、心優しい日本の人々の姿だったろう。
自然との調和を保ち暮らす人々の様子、江戸の香りが残る町の風情、市井の人々の表情や風物を、写真家たちは夢中になって撮り収めた。
本書は、その才能が後世にまで伝わり、日本の美術にも大きな影響を与えた写真家ベアトとスティルフリードの貴重な作品を中心に、古写真コレクターの著者が四半世紀にわたり蒐集してきた厖大なコレクションの中から約260点を厳選し、一冊にまとめた古写真集である。
世界的にも希少度の高いビンテージプリントやガラス乾板のきめ細やかでしっとりとした美しさと、思わぬところに映り込んだ人々のリアルな様子が、A4判の紙面で存分に堪能できる。
ギャラリー
そこにあった江戸 上條真埜介
第1章 町のかぜ
第2章 風の道
第3章 異国の風(居留地とその周辺)
第4章 東都名所一夜語
第5章 黒船の煙
上條真埜介[カミジョウチカノスケ]
著・文・その他
内容説明
ベアトが、スティルフリードが、写真機を手に心奪われた、凛とした日本の姿が此処にある。幕末から明治初期の古写真集、決定版。
著者等紹介
上條真埜介[カミジョウチカノスケ]
AAD建築企画株式会社代表、イマジンネット画廊主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
りょちみ
Ayako
kaz
氷菓子