不染鉄之画集

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不染鉄之画集

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  • サイズ B5判/ページ数 184p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784763018052
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

出版社内容情報

自由自在に描き続けたのは、画家が夢見た浄土の世界であったのかもしれない。
幻の天才画家・不染鉄、初めての画集刊行。2017年、没後40年を記念し、誕生の地である東京と、晩年を過ごした奈良の2カ所で開催された展覧会で、突如姿を現した無名の画家・不染鉄(ふせんてつ)。

「こんな変な画家がいたのか」と、見る者をあっという間に虜にした、一度見たら忘れない不思議な作品群は、不染独特の飄々としたユーモアと温かいまなざしと共に、強い精神性と驚くべき高い技術で描かれている。

早くに両親を亡くし、やがて妻にも先立たれた画家・不染鉄が、郷愁の思いと信仰への深い理解をもって描き続けたのは、自身が夢見た浄土の世界であったのかもしれない。

幻の天才画家・不染鉄、初めての画集刊行。

驚くべき緻密な描写を堪能すべく、部分拡大を多数掲載。

ミクロとマクロの視点を自在に駆使して描かれた、不染ワールドの魅力に迫る。


第一章 追憶ー枯草のそよぐ上に

第二章 山水ー耳をすませば

第三章 祈りー人は生まれて死に生まれて死に

第四章 海ー此の嶋へ渡り

第五章 それだから極楽と言ふのか


不染鉄[フセンテツ]
著・文・その他

目次

第1章 追憶―枯草のそよぐ上に
第2章 山水―耳を澄ませば
第3章 祈り―人々は生まれて死に生まれて死に
座談会1 巨大な未発表作品『奈良風景2』を目にして
第4章 海―此の嶋へ渡り
第5章 浄土―それだから極楽といふのか
座談会2 不染鉄との出会い―展覧会を通じて(「没後40年幻の画家不染鉄展」を終えて)
不染鉄―人と作品(松川綾子)
不染鉄年譜
不染鉄関連文献
作品目録

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

100
お気に入りさんの感想ではじめてこの日本画家を知ることができ図書館から借りてきました。私が好きな感じのタイプの絵が多く色合いも落ち着いた茶系統が多く見ていても飽きが来ません。蕪村の俳画を思い出したり(もう少し雄大な感じですが)、河合玉堂の絵を思い起こしながら鑑賞しました。今後少し注目していこうかなと思いました。 2020/01/27

kanata

20
日美で取り上げられ、知った画家。穏やかで優し気で「有名になれず/こんな画をかくようになっちゃった/だけどいゝよねぇ。」と言ってしまう人柄に惹かれる。不染鉄とやり取りのあった女性が、番組で彼の絵葉書をずらりと並べていたけれど、日本のちょっとした風景を捉える瑞々しい感性と奥ゆかしさに歯痒い気持ちになった。こういう物の見方をして生きてみたい、と。雨粒とか庭とか、生活の匂いのするものを見つめて生きなければ実感の伴った幸せは訪れないとさえ思わされた。2018/05/25

tama

11
図書館本 不染鉄という画家の絵をもっと見たくて。中に織り込み見開きの頁があり、細かいところが分かる親切さ、というか、ちゃんと見て分かって欲しかったんだろうな。素敵です。好きなのは夕月夜、月夜、廃船、夜の漁村、ともしび、落葉浄土、春。(何だ好きなのは全部夜だ)夜の家の灯が凄く響いてきます。静かでそこだけ明るくて中に生活があってでも入っては行けなくて。描線も他の日本画にはない緻密でしっかりしてるが優しい。視点がいくつもあって沢山描き込みたいっていう気分が伝わってくる。こういう人がいたって知らなかった。2020/01/22

Shimaneko

11
没後40年にして初めての画集。NHKの日曜美術館で知り、晩年の「春風秋雨」や「いちょう」に魅せられて手に取る。無造作にボールペンやサインペンで絵の余白に書きこまれた、詩のような随筆のような素朴な文章も味わい深い。70代後半にして「有名になれずこんな画をかくようになっちゃった だけどいゝよねぇ」とつぶやき、84歳で亡くなるまで好きな絵を描き続けた地方画家の生涯に、しばし思いを馳せる。やっぱ現物を見たかったなぁ。次は没後50年展まで待たないと見られないのかしらん。2018/07/11

遠い日

6
不染鉄、出会えてよかった日本画家。没後40年、初めての画集。独特の空気感。暗い。その暗さの中に見える柔らかな色。グラフィックのようにも見える画面の奥行きにぐいと引き込まれる。ところどころに挟まれる詩のようなテクストがまたいい。写真ではどことなく茶目っ気のある印象。実物を観る機会を得たいものです。2022/03/22

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