出版社内容情報
19世紀英国の伝統意匠を蘇らせる。モリスの人生を5つの時代に分け、原風景となる写真を道案内に生涯と実績を紹介していく。19世紀英国の伝統意匠を蘇らせる。
モリスは壁紙、テキスタイル、タペストリー、建築、家具、ブックデザイン、思想家など様々な分野で活躍したが全体像を捉えるのは容易ではない。
本書はモリスの人生を5つの時代に分け、原風景となる写真を道案内に生涯と実績を紹介していく。
第1章 少年期から青年期〈1834?59〉
第2章 レッド・ハウスからクイーン・スクエアへ〈1859?71〉
第3章 ケルムスコット・マナー〈1871?96〉
第4章 ケルムスコット・ハウスとマートン・アビー〈1878?96〉
第5章 ケルムスコット・プレス〈1891?96〉
第6章 アーツ・アンド・クラフツ運動とモリスの仲間たち
目次
第1章 少年期から青年期(1834‐59)
第2章 レッド・ハウスからクイーン・スクエアへ(1859‐71)
第3章 ケルムスコット・マナー(1871‐96)
第4章 ケルムスコット・ハウスとマートン・アビー(1878‐96)
第5章 ケルムスコット・プレス(1891‐96)
第6章 アーツ・アンド・クラフツ運動とモリスの仲間たち
著者等紹介
藤田治彦[フジタハルヒコ]
大阪大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベル@bell-zou
26
図書館にてメモ。モリス、妻ジェイン、師のロセッティ。ドロドロ複雑三角関係。同居してるとか意味わからん。先に読んだ分厚いのより整理されてて読みやすい。同じ版で色違いの楽しさ。2020/06/20
Koichiro Minematsu
16
産業革命で大量生産のイギリス。ウィリアム・モリスは時代に逆らうように、労働の喜び、手作業の美しさを自らの感性に従ったデザインを追求する。その背景となった幼少時代やテムズ川周辺の住環境が、その源流にあることがわかった。その後、次世代にアーツ・アンド・クラフツ運動にも影響を与え、モダン・デザインの第一人者となる。温かみのあるデザインはきっとモリスの影響かも。2018/01/14
荒野の狼
11
2017年から日本各地で開催されている展覧会「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」展は、2021年6-8月は奈良県立美術館で開催された。公式図録は既に売り切れており、販売されていなかったが、本書は、公式図録を元に書籍化したもので2017年に発行されている。奈良美術館員は本書の存在すら知らず、図録は売りきれたとコメントしていたが、今後の巡回展の担当美術館員には情報の周知と美術館での本書の販売をお願いしたいところ。 2021/08/26
かわうそ
11
絵柄は知ってるけど、詳しくは知らない作家さん。非常に洒落ていて、じっくり見てると、イタリアのモザイク画を思い出した。装飾的かつ素朴なイメージ。作品に取り入れたい。2018/11/03
ganesha
6
モリスや周辺の作家の作品が大判の図版で紹介されている。学舎、住まいの写真や年表も。17年のモリス展の図録を書籍化したもの。いちご泥棒は手間がかかる分高価だが、一番人気だったそう。やっぱり素敵。2021/07/18
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- 和書
- 午後の光