出版社内容情報
織と文の最高峰。学ぶひとのための普及版。志村ふくみ集大成。
志村ふくみ[シムラフクミ]
内容説明
文化勲章受章記念出版。人間国宝(紬織)・大佛次郎賞受賞者(随筆家)、日本の「織と文」最高峰。志村ふくみ集大成。
目次
第1章 あはれ えまき“ふくみ源氏”
第2章 にほひ しらみ
第3章 かなた こなた
第4章 をかし おと いろ
著者等紹介
志村ふくみ[シムラフクミ]
滋賀県生まれ。染織作家、随筆家。三十一歳のとき母の指導で植物染料と絹の紬糸による織物を始める。重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者。2013年、染織の世界を芸術体験を通して学ぶ場として、アルスシムラ設立。2014年、第三十四回京都賞「思想・芸術部門」受賞。2015年、文化勲章受章。著書に『一色一生』(大佛次郎賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takakomama
4
エッセイ「ちよう、はたり」を読んで、作品を見たくなって・・・ 人間国宝の染織作家、志村ふくみさんの作品集。着物の写真とエッセイ。親子3代の年譜付。淡い色も濃い色も、自然の植物で染めた色には暖かみと優しさを感じます。私に源氏物語や和歌の知識があったら、もっと作品とエッセイを味わえたのに・・・2019/06/29
よし
3
染織家、志村ふくみさんの作品集。1959年から2014年まで織られた各作品を左頁に、随筆を右頁に配した4章構成の本です。源氏物語や四季折々の自然、欧州文化などを題材にし、様々な色やデザインの100枚を越える着物の数々は頁をめくるたびに異なる印象を与えてくれますし、より美しい着物に挑戦し続ける姿が伝わってきます。志村さんの人生や和洋の文学に触れた随筆も読み応えがありました。特にいいなと思った作品は「鈴虫」「普門」「水瑠璃」「フローラ」。贅沢な時間を持てる本です。2016/10/01
takao
2
ふむ2022/08/16
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- 和書
- これが英国ユーモアだ