内容説明
今から400年前、伊達政宗の使節団を率い、宣教師ソテロとともに月の浦(現石巻市)から、太平洋を横断し、スペイン、ローマに赴いた支倉常長。その苦難の道を歩んだ彼らに魅かれた著者が、スペインの上陸地サンルーカル・デ・バラメダからローマまでの足跡を訪ね、史実を交えながら、旅のエピソードと吟行句で綴ったユニークな紀行記。また「慶長遣欧使節」の歴史入門書としても楽しめる本。
目次
支倉常長との出会い(支倉常長との出会い;遣欧使節の道)
寄り道―モロッコへの旅(グラナダ;モロッコ)
支倉常長の道―スペイン(サンルーカル・デ・バラメダ;セビリア;コルドバからマドリッドへ;マドリッド;マドリッドからバルセロナへ;バルセロナ)
支倉常長の道―イタリア(ジェノヴァからフィレンツェへ;ローマでの栄誉)
支倉常長の帰路(帰路と旅路;最後の旅)
著者等紹介
上條久枝[カミジョウヒサエ]
昭和19年熊本県生まれ。昭和61年より原柯城主宰誌『風雪』に投句(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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