目次
1 自然のことば
2 修羅のことば
3 銀河のことば
4 魂のことば
5 故郷のことば
6 幸せなことば
7 祈りのことば
8 永遠のことば
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年、岩手県花巻市生まれ、1933年没。詩人、童話作家。旧制盛岡中学校を経、盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)の研究生を修了。在学中に同人誌『アザリア』を創刊し、短歌、小文などを発表。1921年、花巻農学校(現・花巻農業高等学校)の教諭となる。翌年最愛の妹・トシが病没、激しい衝撃を受け、「無声慟哭」などの詩群がうまれる。1926年、花巻農学校を退職し、私塾・羅須地人協会を設立。1933年9月21日急性肺炎にて死去
石寒太[イシカンタ]
1943年、静岡県田方郡に生まれる。本名、石倉昌治、少年時代を静岡県田方郡天城湯ヶ島町で暮らす。1970年加藤楸邨に師事し俳句をつくりはじめる。1974年俳誌「寒雷」編集同人。1989年俳誌「炎環」を創刊し、主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAKII FRUー
6
宮沢賢治の言葉を理解したい!と思って読んだ。色々な話の短い引用文。紹介文と言ってもいいかも。それを少し解説している。部分的にしか知らないので、ゆっくり、まず1冊読んでみようと思った。2013/12/24
Gotoran
6
石寒太氏(俳人)が選んだ賢治のことばの数々、それは「生きることば」そのもの。いつでも生き物すべての命を見つめながら生きてきた賢治の珠玉の言葉。自然(じねん)のことば、修羅のことば、銀河のことば、魂のことば、イーハトーヴのことば、幸せなことば、祈りのことば、永遠のことば。いろいろな言葉をきっかけに、賢治の世界へ招待してくれる一冊。読了にはそれほど時間は掛らないが、心を落ち着けゆったりとした気持ちで賢治のことばをかみしめながら読むと、目には見えない大切なものを感じることができる。生きる力、元気がもらえる。2011/10/22
Gotoran
3
昨夜、読書データ(ページ数)が更新されなかったため、再読処置でページ数を更新。序に、本書編者あとがき『賢治は、明治29年に、二万人を超す犠牲者を出した「明治三陸地震」の二ヵ月後に生まれ、奇しくも、最期となった昭和八年に、病床で「昭和三陸地震」に遭遇しました。そして、いま「平成東日本大震災」の日本に、賢治のことばが、日本だけでなく、混迷の時代の世界中の人々を鼓舞し、こころにしみ渡っているのです。』その通り、大いに共感。 -ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシワナリタイ-2011/10/23
なうなう
2
宮沢賢治さんの執筆作品の中の様々な言葉を引用し、その意味や宮沢賢治さんの人生観を解説する形式。彼らしいやさしく、リズムが良く、生き生きとした文章とたくさん出会える。もちろん出典も書いてあるので、ここで出会った言葉をきっかけに彼の作品を読むのもいいだろう。東日本大震災を機にますます彼の言葉、考え方は日本人にとって必要なものになってきているだろう。2015/07/05
bell
1
立ち止まった折にふれ、読みかえして、身につけたい言葉たちです。 そう、たべものをいただくように。2016/06/29