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芹沢〓介作品集

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  • サイズ A4判/ページ数 263p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784763006196
  • NDC分類 753.8
  • Cコード C0072

内容説明

柳宗悦の『工芸の道』に感銘し“用の美”の追求に生涯をかけた芹沢〓(けい)介。「型絵染」で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受け、パリ・国立グランパレでの大個展により国際的にも高い評価を得、染色作家の第一人者として活躍した88年。また、装幀、ガラス絵、蔵書票、燐票(マッチのラベル)、照明、建築にも大きな足跡を残しデザイナーとしても異才を放つ。生誕110年を記念し、ここに創作の軌跡のすべてを辿り、芹沢〓(けい)介の“用の美”の世界を未来につなげる感動の作品集として刊行。

目次

芹沢〓(けい)介について―少年時代から戦後まで
図版(染色家芹沢〓(けい)介の誕生―1920年代から1944年まで
限りなき創造への挑戦―1945年から1965年まで
円熟期を迎えて―1966年から1984年
もうひとつの創造―芹沢コレクションから)
型絵染技法について
戦前の民芸運動と芹沢〓(けい)介―柳宗悦との関係を中心に
芹沢と建築―大原美術館工芸館を中心に
芹沢工房が遺したもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykshzk(虎猫図案房)

9
芹沢氏は染色を主軸とする工芸家だけれど、個人的にはグラフィックデザイナーの巨匠として仰いでいる。何がすごいって「便化」の素晴らしさ。今はもう美術の学校でも教えることがあるかどうか分からない「便化」という言葉。何かを図案化する時に、この「便化」の技術が最も大事になってくるのだけど、芹沢氏のその技量の素晴らしさには敬服するばかり。そのうえ、ただ「匠の技」というだけでない愛嬌の添えられた作品群。技に愛嬌やおかしみを添える、というのは、何がどう進歩しようとも機械では出来ないものと断言できる。2020/12/01

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