文春文庫
イギリス・ニッポン 言わせてもらいまっせ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167123130
  • NDC分類 302.33
  • Cコード C0195

内容説明

イギリスの雑誌の間違いだらけで悪意に満ちた日本紹介記事に厳重抗議し、弱腰の日本大使館の態度にも異議申し立て―。大評判になったデヴュー作『イギリス人はおかしい』以後、三十年近い英国生活を背景に、率直で辛辣なイギリス批評を展開する著者が、今度は日英両国に物申す。その他、ロンドンからの超辛口レポート満載。

目次

ロンドンの日常
『イギリス人は異常だ』
英国辺境の人々
レイシストではないけれど
日本の政治を外から見れば
「ゆとり」を言ってる場合じゃない
もっと日本文化を!
日本をバカにするな!
やっぱり日本はすばらしい

著者等紹介

高尾慶子[タカオケイコ]
1942年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害児施設の職員を経て1972年、英国へ。イギリス人音楽家と結婚。1976年、二人で帰国、京都で暮らす。1982年離婚。1988年、再び英国へ。ロンドンの日本レストランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハウスキーパーなどを経て、1998年『イギリス人はおかしい』を発表し、注目を浴びる。現在は英国政府から年金の給付を受けつつ執筆活動に専念している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まこり

1
高尾さんの本は、丸ごと正論ではないにしても共感できる部分が多くある。イギリスそして母国である日本を知り尽くしていて、両国を眺める姿勢はフェア。出版社経由でご自分の住所を公開していて読者が個人的に手紙を送れたり、イギリスを訪ねた際には面会してくれることもあったりと、とてもおおらかな印象。私もいつかお会いしてみたい。2010/08/12

ニケ

0
美浜町がロンドンで行なったジャパンフェアで、在英日本大使が米語で挨拶した事に憤り抗議するところに共感した。滞在する国の言葉を使うのは、相手に対する最高の敬意だと思うから。(英語と米語の関係は中国と台湾の言葉関係に似てるわネ)日本に向けての苦言も英国の無理解に対する抗議も、日本を愛するゆえ。抗議は親の悪口を言われて黙って居られない感情なんだろうと思う。しかし、付き合っていてちょっと疲れた。2017/04/21

sachi716

0
日本への「言わせてもらいまっせ」がメインな感じ。素人の意見の中に鋭い真実をえぐる箇所があって面白い。2015/05/25

naginuko

0
日本の悪口は当時の小泉政権にたいしてのみで、なんとイギリスに対する不満爆発。ついには日本へ帰りたいだって。えらく弱気になったもんだ。2015/02/21

wealth

0
やっぱり所々意見が合わない高尾さん4冊目。相変わらず痛快でございましたが、日本の高齢者は金持ちではありませんよ、と思いました。そんでルイ・ヴィトンの件にびっくりしました。階級社会って具体的にはそーゆー事なのか!という印象です。面白かった!2010/04/09

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