宮崎次郎画集

宮崎 次郎【著】

求龍堂（2004/11発売）

• サイズ A4判／ページ数 141p／高さ 30cm
• 商品コード 9784763004413
• NDC分類 723.1
• Cコード C0071

内容説明

宮崎次郎の不思議な寓話の世界。その洗練の代表作品を集める叙情絵画の傑作集。

著者等紹介

宮崎次郎［ミヤザキジロウ］
１９６１埼玉県浦和市に生まれる。１９８７中根寛に師事する。１９９０日本大学芸術学部美術学科を卒業。１９９５第３０回昭和会展に出品、昭和会賞受賞。１９９７文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧、パリ国際大学都市に滞在
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感想・レビュー

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[Roy]

★★★★★ 描かれるのはサーカスや見世物小屋が並ぶ黄昏時の町。人間、象、馬、はたまた擬人化された羊と鳥までもが町を行き交い、各々不思議と生活を営んでいる。特に気になるのは、描かれている人間が、どこか一点を見つめながらぼうっと無表情を決めこみ、胡散くさい雰囲気を滲ませているところである。その上登場する全ての人間は、上睫毛が皆無のくせに、下睫毛がびょーんなのだ。この滑稽さとても大好き。僕も滑稽、絵も滑稽。なんて素晴らしく愉快なのでしょう。うっとり自己愛。

2009/07/18