内容説明
「生きるっていうことは、いいものよ、ルイーゼ」。ママは、死ぬ少しまえに、病院でわたしにそう言いました。死をまえにして生きることの喜びを幼い娘ルイーゼに伝えるママ。母の死をまっすぐに受けとめようとするルイーゼ。母を見つめる家族たちの気持ちやようすを、見たままに、感じたままに、ルイーゼが語る、きびしくてやさしい、家族の愛情物語。
著者等紹介
フェッセル,カーレン‐スーザン[フェッセル,カーレンスーザン][Fessel,Karen‐Susan]
1964年当時西ドイツだったリューベック生まれ。現在フリージャーナリスト兼小説家としてベルリンに在住。多くの作品を書いているが、ほかの作品はまだ翻訳されていない。小説以外に、エイズ患者のためのハンドブックも出版。『ジュニア版ルイーゼの星』はフェッセルのはじめての児童書
オルセン昌子[オルセンマサコ]
1951年生まれ。東京女子大学短期大学部英語科卒業。1974年‐1975年カリフォルニア大短期留学。英語塾講師。1978年よりドイツに在住。ケルン大学中退。1987年‐1990年日本に帰国し兵庫県に住む。1990年にドイツに戻る。『ジュニア版 ルイーゼの星』が初の訳書
塚本やすし[ツカモトヤスシ]
1965年東京生まれ。幼少の頃より独学で絵を学ぶ。主な仕事に『小説新潮』(新潮社)の表紙を1999年より約3年担当、『ジュニア版十二番目の天使』(求龍堂)挿画、『保健室にいたらだめなの?』(ポプラ社)挿画、東京新聞夕刊にて約1年重松清氏の連載小説『とんび』さし絵、書籍の挿画多数。主な受賞歴。JACA’94ビジュアルアート展準入選、第3回パルコアーバーナート入選、’95年度ザ・チョイス年度賞入賞、フジサンケイグループ広告大賞・新聞部門銀賞受賞。日本図書設計家協会会員
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