内容説明
ある冬の日、ママは夜空の星になりました。10歳の少女ルイーゼが胸をいっぱいにしながら、あなたに語りかけます。さびしいけれど、悲しいけれどあたたかい家族の愛情物語。
著者等紹介
フェッセル,カーレン・スーザン[フェッセル,カーレンスーザン][Fessel,Karen‐Susan]
1964年ドイツのリューベック生まれ。現在フリージャーナリスト兼小説家としてベルリンに在住
オルセン昌子[オルセンマサコ]
1951年茨城県生まれ。東京女子大学短期大学部英語科卒業。1974年‐1975年カリフォルニア大短期留学。英語塾講師。1978年よりドイツに在住。アビテュア取得。ケルン大学中退。バイエル社バイエルレポート翻訳を育児のため断念する。1987年‐1990年日本に帰国し兵庫県に住む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Melotte 22
8
人は亡くなると星になる。そして、残された人が道に迷わないように、小さな光を届けてくれる。『ルイーゼの星。Ein Stern namens Mama』夜空に輝く特別な星は、特別な名前を持った星。どんな暗闇でも、その光を見つけられたらきっと大丈夫。その星はやさしく語りかける。『生きるってことは、いいものよ。なにからなにまで、すごく悲しくて気が滅入ることばかりに思えても。生きていれば、いいことや楽しいことがとてもいっぱいあるのよ』今夜は空を見上げてみる。無数の光のなかで、小さな特別な星が、やさしく輝いていた。2016/06/08
城ヶ崎
7
お母さんがガンになってしまい、長女ルイーゼやその家族が周りの優しくて暖かい人たちに支えられてみんなでガンと戦っていく。「生きていれば、いいことや楽しいことがとてもいっぱいあるのよ。」 私も1日1日を後悔のないように生きようと、思わせてくれるような一冊でした。とっても感動しました!!2017/01/05
ブー
7
心に沁み入る一冊。今の小学高学年に読んで欲しい本。ただ、10歳の子が、母の死というものをこんなに素直にいけ入れられるのか。でも、良い本です。2009/07/20
かわチャン
7
主人公ルイーゼの母が病と戦い、それを取り巻く家族がそれぞれ動揺しながらも支えあっていくあたたかいお話。よんでいてかなりヤバかった(涙)悲しい内容なのにとっても温かいきもちになりました。またよみたい作品です2009/05/06
syachi
6
10歳の少女とがんになった母、そして家族と血のつながりはないけど家族の一員といえる人々の絆。死に対する向き合い方は人それぞれで、子供の純粋な問いかけに直面するとまたその違いが見えるような。色々考えるきっかけになると思うし、共有してみるのもいいのかも。2015/08/17
-
- 電子書籍
- 赤い蝶月の夜『フレイヤ連載』 44話 …
-
- 電子書籍
- ニューズウィーク日本版 2016年 1…