老いとは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 115p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784763001047
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0312

内容説明

ひとそれぞれの老い。その多様性はどこから生まれるのか。免疫学の世界的権威が語る「老い」とは。人生後期の生き方を考える。

目次

免疫とは「自己」と「非自己」を識別する仕組み
生命はスーパーシステム
言語と遺伝子の類似点
都市の構造とスーパーシステム
都市の記憶
老いの多様性
人生前期の生き方、後期の生き方
老後の初心
老いて大見出しが見えてくる
能と脳死問題
陽遁のススメ
老いの入舞
ゲノムの解析が終われば生命がわかるのか?
「人間とは何か」を問う原点に戻る

著者等紹介

多田富雄[タダトミオ]
1934年3月31日、茨城県結城市生まれ。千葉大学医学部卒業。同大学医学部教授、東京大学医学部教授を経て、東京理科大学生命科学研究所所長となり、1999年に退官。1971年、免疫に関与する抑制T細胞を発見し、免疫機構の解明に大きな役割を果す。野口英世記念医学賞、エミール・フォン・ベーリング賞、朝日賞などを受賞。1984年、文化功労者となる。能への造詣が深く、脳死と臓器移植を扱った『無明の井』、また、朝鮮人強制連行をテーマとした『望魂歌』などの新作能も手がける。1993年、『免疫の意味論』(青土社刊)により大仏次郎賞、2000年『独酌余滴』(朝日新聞社刊)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど著書多数(巻末に掲載)

福原義春[フクハラヨシハル]
1931年3月14日、東京都生まれ。1953年、慶応義塾大学経済学部卒業、資生堂に入社。開発・企画部門などを経て、取締役外国部長、常務、専務、副社長を歴任。1987年、取締役社長、1996年6月より会長に就任、現在に至る。また、1990年より(社)企業メセナ協議会理事長。1999年2月、東京商工会議所副会頭、2000年11月、東京都写真美術館館長に就任。全日本蘭協会会長でもある。著書に『美しく年を重ねるヒント』(共著、求龍堂)、『一〇〇の蘭』(文化出版局)、『多元価値経営の時代』(東洋経済新報社)、『文化は熱狂』(潮出版社)、『生きることは学ぶこと』(ひらく)、『部下がついてくる人』(日本経済新聞社)、『蘭学事始』(集英社)、『文化経済学』(共著、有斐閣)、『金の舌 銀の味』(マガジンハウス)、『文化資本の経営』(共著、ダイヤモンド社)、『メセナの動き メセナの心』(求龍堂)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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