目次
第1部 食糧と兵士の戦時徴発―管理社会化への道程(日本戦争期の戦時徴発と出会変容―戦時秩序生成に関する序論的考察;日中戦争期の戦時食糧政策の執行過程と地域社会;食糧の徴発からみた一九四九年革命の位置;戦時災害リスクの構造と管理社会化)
第2部 せめぎあう徴兵と社会―同調圧力の技法と閉塞状況(日本戦争期の知識青年従軍運動―抗日ナショナリズムの光と影;戦後内戦期の徴兵制導入と都市社会;人民共和国初期の義務兵役制と都市の青年たち;人民共和国初期の義務兵役制と農村社会)
第3部 社会のなかの兵役負担者たち―新たな権利主体の戦時戦後経験(日中戦争期の出征兵士家族援護と社会変容;戦後内戦期の兵役負担者と地域社会;朝鮮戦争期の兵役負担者援護―農村の場合;復員兵士たちの戦後経験―都市の場合)
第4部 戦時の社会動態と政治文化―中国戦時秩序の諸相(日本との比較からみた戦時社会支援事業―総力戦と基層社会;農村社会と政治文化―近代化、戦争、革命;戦争と「民意」のゆくえ)
著者等紹介
笹川裕史[ササガワユウジ]
1958年大阪府に生まれる。1986年広島大学大学院文学研究科博士課程後期中退。現在、上智大学文学部史学科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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