目次
第1章 『列国志伝』の成立と展開―『全相平話』と歴史書の結合体
第2章 『全漢志伝』『両漢開国中興伝誌』の西漢部分と『西漢演義』―平話に密着した歴史小説とその展開
第3章 『全漢志伝』『両漢開国中興伝誌』の後漢部分と『東漢十二帝通俗演義』―民間伝説に基づく歴史小説
第4章 劉秀伝説考―歴史小説の背後に横たわる英雄伝説
第5章 『唐書志伝』『隋唐両朝史伝』『大唐秦王詞話』『隋史遺文』『隋唐演義』『説唐全伝』―平話の存在しない時代を扱う歴史小説の展開
第6章 『楊家府世代忠勇通俗演義伝』『北宋志伝』―武人のための文章
第7章 詞話系小説考―『残唐五代史演義伝』を糸口に
第8章 「有詩為証」の転変―白話小説における語りの変遷
終章 元明清における歴史小説の展開―白話文学全体を視野に入れて
著者等紹介
小松謙[コマツケン]
1959年4月14日、西宮市に生まれる。京都大学文学研究科博士課程中退。富山大学助教授を経て、京都府立大学助教授。著書に『『董解元西廂記諸宮調』研究』(共著、汲古書院)など
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