内容説明
本書は江戸時代注記に編纂・刊行された、代表的な鎌倉の地誌です。延宝二年(一六七四)に、徳川光圀が鎌倉の名所や史跡を巡り、まとめたものが『鎌倉日記』で、本書はそれをもとに編纂されたものと考えられています。豊富な参考文献を利用して、きちんと考証する執筆態度でありますので、現在でも学術的に信用できる図書といわれています。収録された沢山の絵図には、廃寺や旧跡も書き込まれ、非常に便利な本です。
目次
鎌倉大意
鶴岡八幡宮
柳原
若狭前司泰村旧跡
筋替橋
鎌倉十橋
蛇谷
鳥合原
頼朝屋敷
法華堂〔ほか〕
著者等紹介
白石克[シライシツトム]
昭和18年(1943)1月生。慶応義塾大学経済学部卒業。現在帝京大学文学部史学科講師。(兼)慶応義塾大学非常勤講師。専攻は書誌学
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