歴史の彼方に隠された濁点の源流を探る―附・半濁点の源流

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784762936111
  • NDC分類 811.5
  • Cコード C3081

内容説明

陀羅尼(梵語の呪文)を正確に読誦するため日本人が試行錯誤した軌跡を辿り清濁書き分けの源を解き明かす。

目次

第1章 日本語と外国語の接触(梵語との接触の起源;平安密教の梵語研究の意図)
第2章 平安密教の展開(密教事相の背景の概観;平安初期の悉曇章の研究 ほか)
第3章 日本語における清濁の書き分け(類聚名義抄の濁音仮名の歴史的位置;濁点の発生の基盤 ほか)
第4章 濁声点から濁点「゛」へ(濁音卓立標示;声明資料の濁音標示 ほか)
附章 半濁点はどのようにして出来たか(日本語の表記記号としての圏点「゜」)

著者等紹介

沼本克明[ヌモトカツアキ]
昭和18年岡山県生、広島大学教育学部卒、広島大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。信州大学助教授、広島大学教授を経て、広島大学名誉教授。高山寺、東寺観智院、石山寺、大原三千院、小野随心院、等の聖教調査に従事。文部科学省学術審議会専門委員、文化庁文化審議会専門委員、訓点語学会会長等を歴任。昭和54年第八回金田一京助博士記念賞受賞、平成11年第十八回新村出賞受賞、平成14年第九十二回日本学士院賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品