目次
第1部 東アジアの外交文書(宋代東アジア地域の国際関係概観―唐代・日本の外交文書研究の成果から;唐代官文書体系とその変遷―牒・帖・状を中心に;朝堂から宮門へ―唐代直訴方式の変遷;外交文書より見た宋代東アジア海域世界;宋外交における高麗の位置付け―国書上の礼遇の検討と相対化;遼宋間における「白箚子」の使用について―遼宋間外交交渉の実態解明の手がかりとして;受書礼に見る十二~十三世紀ユーラシア東方の国際秩序)
第2部 東アジアの外交日記(『参天台五臺山記』箚記続二―日記と異常気象;宋朝の外国使節に対する接待制度―『参天台五臺山記』を中心とした考察;「王将軍安石」小考―成尋『参天台五臺山記』を題材に;宋代東アジアにおける王権と対外貿易―外交と関連して;元末地方政権による「外交」の展開―万国珍、張士誠を中心として;燕行録史料の価値とその活用―朝鮮前期の作品を中心に)