出版社内容情報
民主的・対話的で協働的な組織づくりはどうすれば実現可能か? またそれは経済的な成長と両立しうるのか? 既存の「ものごとのあり方」に挑戦し,再著述し,変革するためのナラティヴ・アプローチを解説。コーチング,リーダーシップ,コンサルティングに,ナラティヴの考えや実践がどう活かせるのかを具体的に示す。
【目次】
目次
日本の読者のみなさんへ
謝 辞
ようこそ
起源と目的地
訳語について(翻訳者より)
ナラティヴ・アプローチとは
物語を語る
問題のストーリー
現状受容に挑戦する
ナラティヴ・レンズの可能性
オルタナティヴ(別の可能性)
私たちの世界を再著述する
第Ⅰ部 あり方を示すナラティヴの取り組み
第 1 章 自己をめぐる物語
〈黙って従う召使い〉の世界
破たん
オルタナティヴな物語に名前をつける
オルタナティヴな物語を豊かにする
さよならを言う
第Ⅱ部 世界を再び人らしいものにするために
第 2 章 人であるあなたに向けるサニボナニというあいさつ
物語る存在としての人間
名付ける存在としての人間
解釈する存在としての人間
自身の知識を有する存在としての人間
主人公や著者となる存在としての人間
第 3 章 私たちの世界の価値を再認識する
当然のこととされている考えや信念
私たちは誰に発言する権利を与えるのだろうか
当然のこととされていることの影響
人生をどう生きるか
オルタナティヴな人生による影響
第 4 章 オルタナティヴな物語を介して私たちの世界を再び夢見る
オルタナティヴな物語への招待
人となっていくための扉
コミュニティが寄り添うことによって,孤立から帰属へ
コミュニティのギフト
オルタナティヴな物語ではないもの
第Ⅲ部 取り組む方法
第 5 章 変革につながる会話
変革につながる場を創造する
変革につながるリスニング
変革につながる質問
文書化
第 6 章 ナラティヴ・アプローチのプロセス
ナラティヴの取り組みの基盤と源
ナラティヴの取
内容説明
組織開発の中核をなす「対話」を、言葉が世界をつくるという〈ナラティヴ実践〉の観点から読み解く!
目次
ナラティヴ・アプローチとは
第1部 あり方を示すナラティヴの取り組み(自己をめぐる物語)
第2部 世界を再び人らしいものにするために(人であるあなたに向けるサニボナニというあいさつ;私たちの世界の価値を再認識する;オルタナティヴな物語を介して私たちの世界を再び夢見る)
第3部 取り組む方法(変革につながる会話;ナラティヴ・アプローチのプロセス;ナラティヴのプロセスを実践につなげる;共同体的物語を再著述する)
第4部 組織の世界におけるナラティヴの取り組み(〈不足・欠乏〉のストーリーと〈豊かさ〉のストーリー;ナラティヴ・コーチング;ナラティヴ・リーダーシップ;ナラティヴ・コンサルティング)
第5部 ナラティヴの取り組みが有する変革的な性質(変革への招待)
著者等紹介
スワート,シュネ[スワート,シュネ] [Swart,Chen´e]
南アフリカ、米国、カナダ、バハマの中小企業、コミュニティ、教育機関にサービスを提供するコンサルティング会社「Transformations」で執筆、講演、コンサルタントに携わる。リーダーシップ、ストレスマネジメント、コンサルテーション、コーチング、ダイバーシティワーク、エンパワーメント、紛争解決、変革プロセス、チームビルディングなどの分野で、ナラティヴの実践を応用したさまざまなワークショップを開催。南アフリカのポートエリザベスの海辺で生まれ育った。2006年に南アフリカ大学で実践神学の博士号を取得し、パストラルセラピーを専門としている
国重浩一[クニシゲコウイチ]
一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センター所属。ニュージーランド、ワイカト大学カウンセリング大学院修了。日本臨床心理士、ニュージーランド、カウンセラー協会員。2013年に移民や難民に対する心理援助を提供するためのニュージーランド現地NPO法人ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドを立ち上げる。2019年には東京に一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターを発足。2023年9月から拠点をニュージーランドから滋賀県大津市に移す
飯島邦子[イイジマクニコ]
株式会社プロセスラボラトリー代表取締役。ナラティヴ実践協働研究センターナラティヴ・セラピー実践トレーニングコースKEA生。2011年、東日本大震災の災害復興支援活動の経験を機にIT領域から人/組織の領域にキャリアシフトし独立。事業の傍ら、NPO法人日本ファシリテーション協会では理事・監事、公開ファシリテーション講座講師等を務めた。2019年、事業を法人化し現職。参加協働型プロセス探究の実践家/ファシリテーターとして、コミュニティづくり、組織づくり、チームづくり、リーダーシップ開発、戦略開発などの多方面の協同プロジェクトに携わる。現在は、ナラティヴ・アプローチを取り入れた対話型組織開発の実践に精力的に取り組んでいる
松本加奈子[マツモトカナコ]
組織クオリティ・デザイン・ラボ代表、立教大学大学院経営学研究科リーダーシップ開発コース兼任講師、中京大学国際学部国際学科非常勤講師。立教大学大学院経営学研究科リーダーシップ開発コース修了、米国National Training Laboratory組織開発Certificate Program修了。一般財団法人生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー。2000年より外資系ホテル会社にて、企業理念の体現化・サービス品質管理を担う。日系エネルギー会社を経て、2018年に組織開発・人材開発コンサルタント/ファシリテーターとして独立。主に組織のありたい姿の実現に向けた課題に対し、クライアントの生成的プロセスを協働する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



