出版社内容情報
描画テストや描画療法に初めて出会った時,何を魅力に感じていたか。経験豊富な2名の臨床家が回顧しつつ話題提供し,次世代の臨床家を育てる際にその感動も含めてどう継承するかについて,指定討論者と議論を深めた。九谷焼作家・柴田有希佳氏による特別講演「九谷で描く心の音叉―植物との共鳴―」と特別寄稿2編も収録。
【目次】
〔特集〕描画テスト・描画療法との出会い
巻頭言
金沢工業大学心理科学研究所 大矢寿美子
こころの理解と支援のための描画法 ―どう学び,支援し,教えているのか?―
西南学院大学人間科学部 浦田 英範
描画との出会いから活用へのプロセス
関西大学人間健康学部 香川 香
指定討論 描画テスト・描画療法との出会いから発展へ
大阪樟蔭女子大学 高橋 依子
■特別講演
九谷で描く心の音叉~植物との共鳴
九谷焼作家 柴田有希佳
■特別寄稿
神経発達障害児者への臨床描画の活用 ―「自分らしく生きる」ことの理解と支援を中心に―
山口大学 木谷 秀勝
誘発線描画法 ―金沢でこころ癒されたひと時―
E・R・I カウンセリングルーム 寺沢英理子
■研究論文
事例報告 九分割統合絵画法を終結期に用いた事例研究 ―振り返りツールとしての活用―
鈴鹿医療科学大学保健衛生学部 平谷 智生
二枚ぬり絵法に表現される健常者の彩色と抑うつの関連
東京家政大学人文学部 五十嵐 愛
日本大学文理学部 津川 律子
医療法人原会原病院 横田 正夫
樹木画テスト三枚法における「夢の木」の教示について ―記憶の再生に着目して―
中京大学大学院心理学研究科 波多野佑樹
中京大学心理学部 馬場 史津
■書評
描画テストの読み方 ―事例検討会を通して学ぶ実施・解釈・所見―
医療法人原会原病院 横田 正夫
描画連想法 ―ラカン派精神分析に基づく描画療法の理論と実践―
駒澤大学文学部 上島奈菜子
■追悼
故 村瀬嘉代子先生を偲ぶ
聖学院大学 森岡由起子
投稿規定および執筆要項
編集後記
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