内容説明
学習を成功へと導く授業とは?そのために、教育者はどのように自身の指導と役割を考えればよいのか?熟練教師の実践知とメタ分析によるエビデンスを融合。教師のコンピテンシーと両輪となって、教職専門性を支える10の「心的枠組み」を示す。メタ認知、フィードバック、協働的な学びなど、現場の教師のリアルな課題に応える。
目次
はじめに:行なったことの影響をいかに考えるかは、いかに行なうかを考えるよりも重要である
私は生徒の学習に及ぼす影響の評価者である
アセスメントは自身の影響と次のステップを知らせてくれるものである
進歩させたいと考えていることや自身の影響について同僚や生徒と協働する
私は変化をもたらすエージェントであり、すべての生徒が改善できると信じている
私は「最善を尽くす」だけでなく、チャレンジに努める
私は生徒にフィードバックを提供して理解できるように支援し、私に与えられたフィードバックを解釈して行動する
私は一方向の説明と同じくらい対話を取り入れる
何ができたら成功なのかを最初から生徒に明確に伝える
間違えても他者から学んでも安心して学習できるように人間関係と信頼を築く
学習と学習中の言葉に集中する
可視化された学習のビジョン
著者等紹介
ハッティ,ジョン[ハッティ,ジョン] [Hattie,John]
オーストラリア・メルボルン大学名誉教授。「学習の可視化」研究に基づく一連の著書を刊行し、その総発行部数は100万部を超えている。「学習の可視化」3部作は、日本語のほかドイツ語、フランス語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、中国語、イタリア語、スペイン語、ポーランド語、オランダ語等に訳され、世界の研究言語人口をほぼ網羅するにいたっている
チィーラー,クラウス[チィーラー,クラウス] [Zierer,Klaus]
ドイツ・アウグスブルク大学教授。ミュンヘン大学研究員、オックスフォード大学客員研究員(2009年)、オルデンブルク大学教授を経て現在にいたる。スキル・知識・組織パフォーマンスに関するESRCセンターの連携研究員を兼務。主な研究対象は、学校教育、学習と教授、教師教育の専門化。専門誌『一般教授学年報』の発起人であり、現在まで編集委員を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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