目次
第1章 今のままの英語教育ならもういらない(教育観の世界的なパラダイム転換;なぜ大学英語教育が機能しないのか?)
第2章 セルフプロモーション教育を英語教育が担う(英語科目のリフレーミング;大学英語教員は「表現の専門家」へ;英語=ツール論を超えて)
第3章 教えない英語教育へ:「プロジェクト発信型英語プログラム」が目指してきたこと(「自分事」を他者に発信することで自己を成長させるPEP;シラバスの到達目標に見るプロジェクトの発展過程;社会的自己の発達に見るプロジェクトの発展過程;プロジェクトをどう評価するか;教員の役割と学生とのコラボレーション;Junior Project 2という実験劇場)
第4章 教える英語教育との相克と和解:ライティング教育を例に(英語ライティング指導の現状;第二言語ライティング研究と理論;第二言語ライティング指導と実践;ライティング教育が抱える問題点への考察)
第5章 英語×ICT教育の可能性:CALLを超えたCILLという新たな地平(CALLからCILLへ;PEPに見る授業タスクとICTの関係性;PEP授業の内容と学生によるプロジェクトの事例;授業タスクの4類型とICTとの関連;PEPの授業とICT活動;コロナ対応に見るCILLの成立要件)
著者等紹介
山中司[ヤマナカツカサ]
立命館大学生命科学部生物工学科教授。立命館大学国際部副部長。博士(政策・メディア)。一般社団法人大学英語教育学会(JACET)本部運営委員(研究促進委員会)。IEEE Professional Communication Society,Japan Chapter,Secretary of PCSJ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。専門は言語論、言語政策、言語哲学
木村修平[キムラシュウヘイ]
立命館大学生命科学部生命情報学科准教授。1977年、京都市生まれ。ミシガン州立大学社会科学部卒業、立命館大学大学院言語教育情報研究科修了、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。博士(政策・メディア)。専門は高等英語教育における情報通信技術(ICT)の利活用。立命館大学4学部で展開するプロジェクト発信型英語プログラム(pep‐rg.jp)の運営コアメンバーのほか、外国語教育メディア学会(LET)傘下の電子語学教材開発研究部会部会長を務める
山下美朋[ヤマシタミホ]
立命館大学生命科学部生命医科学科准教授。立命館大学大学院言語教育情報研究科修了、関西大学外国語教育学研究科修了。博士(外国語教育学)。専門は、外国語(英語)教育、第二言語ライティング、対照修辞学研究など。近年は、ライティングにおける質的研究に関心が高い
近藤雪絵[コンドウユキエ]
立命館大学薬学部薬学科准教授。立命館大学大学院言語教育情報研究科修了、関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科修了。博士(言語コミュニケーション文化)。立命館大学4学部で展開するプロジェクト発信型英語プログラム(pep‐rg.jp)の運営コアメンバー。専門は学習者主導型クラススタイルの考案・教材開発およびコーパスを利用したテキスト分析。近年は薬学生のための英語教育に力を入れる。主な教材として、医療・健康に関する英語表現を学ぶアニメをYouTubeに公開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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