出版社内容情報
特別支援教育の理念や歴史,その社会的・制度的事項といった基礎知識を分りやすく解説。様々な障害について理解し,一人一人のニーズに応じた教育の展開ができるように,ICTの活用や個別の教育支援計画など,実践的な内容にも踏み込みんで紹介する。インクルーシブ教育システムの構築のための新しいスタンダードを提示。
◆主な目次
はじめに
第1章 特別支援教育の仕組み
第2章 障害のある乳幼児期の子どもへの支援
第3章 幼稚園等・小学校・中学校・高等学校(中等教育学校)における特別支援教育
第4章 特別支援学校における教育
第5章 特別支援教育を推進させるために
第6章 特別支援教育に携わる教師が身につけるべき基礎的な力
第7章 今後の特別支援教育
◆執筆者一覧(執筆順)
林田 真志:第1章1節, 第4章2節
竹林地 毅:第1章2節・5節, 第6章2節・3節, 第7章3節
川合 紀宗:はじめに,第1章3節, 第3章5節・6節, 第4章6節, 第6章1節, 第7章1節
落合 俊郎:第1章4節, 第7章2節
若松 昭彦:第1章6節(1)・(2), 第4章3節(1)?(3), 第6章4節
村田 清子:第1章6節(3)
檜和田祐介:第1章6節(4)
池田 幸枝:第1章6節(5)
真鍋 健:第2章
七木田 敦:第3章1節, 第5章1節
五十嵐一徳:第3章2節
鈴木 徹:第3章3節
藤井明日香:第3章4節, 第5章2節
宮木 秀雄:第3章7節
牟田口辰己:第4章1節
氏間 和仁:第4章1節, 第7章4節
谷本 忠明:第4章2節
古田 寿子:第4章3節(4)・(5)
船橋 篤彦:第4章4節・5節
河口 麻希:第5章1節, 第5章4節
村上 理絵:第5章3節
はじめに
第1章 特別支援教育の仕組み
1 特別支援教育とは
2 特別支援教育に関わる制度
3 特殊教育・特別支援教育の歴史的変遷
4 障害者の権利条約と特別支援教育
5 特別支援教育の対象・教育課程の編成・配慮事項
6 個別の教育支援計画の作成
第2章 障害のある乳幼児期の子どもへの支援
1 障害のある乳幼児期の子どもとは
2 障害と初期発達
3 障害のある乳幼児理解の方法
4 就学支援
第3章 幼稚園等・小学校・中学校・高等学校(中等教育学校)における特別支援教育
1 幼稚園・保育所・認定こども園における特別支援教育
2 小学校における特別支援教育
3 中学校における特別支援教育
4 高等学校における特別支援教育
5 特別支援学級
6 通級による指導
7 小・中学校等の特別支援教育コーディネーターの役割
第4章 特別支援学校における教育
1 視覚障害のある幼児児童生徒に対する教育
2 聴覚障害のある幼児児童生徒に対する教育
3 知的障害のある児童生徒に対する教育
4 肢体不自由の児童生徒に対する教育
5 病弱の児童生徒に対する教育
6 特別支援学校の特別支援教育コーディネーターの役割
第5章 特別支援教育を推進させるために
1 特別な教育的ニーズの早期の把握―脳性麻痺のあるA児を対象に―
2 連携(家庭・校内・校外・医療・福祉・就労)の在り方
3 保護者支援と家庭との連携
4 保幼小連携と就学支援シートの活用
第6章 特別支援教育に携わる教師が身につけるべき基礎的な力
1 コミュニケーション
2 コーチング
3 ファシリテーション
4 課題解決力
第7章 今後の特別支援教育
1 インクルーシブ時代における特別支援教育
2 インクルーシブ教育システム構築への道
3 特別支援教育におけるキャリア教育
4 特別支援教育におけるICTの活用
川合 紀宗[カワイ ノリムネ]
川合紀宗(かわい・のりむね)
1972年 大阪府に生まれる
2007年 米国ネブラスカ大学リンカーン校大学院音声言語病理学・聴能学研究科博士課程音声言語病理学専攻 修了
現 在 広島大学大学院教育学研究科・国際協力研究科教授(Ph.D.(音声言語病理学))
主著・論文 特別支援教育における吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援(編著) 学苑社 2013年
幼児学用語集(分担執筆) 北大路書房 2013年
インクルーシブ教育ってどんな教育?―インクルージョン・インクルーシブ教育システム―(共著) 学事出版 2016年
The effects of duration and frequency of occurrence of voiceless fricatives on listeners' perceptions of sound prolongations. Journal of Communication Disorders, 45, 161-172. 2012年
Educational reform in J…
若松 昭彦[ワカマツ アキヒコ]
若松昭彦(わかまつ・あきひこ)
1959年 山口県に生まれる
1988年 九州大学大学院教育学研究科修士課程修了
現在 広島大学大学院教育学研究科教授(博士(教育学))
主著・論文
年長自閉症児の表情認知・表出に関する実験的研究 特殊教育学研究 第27巻第3号,19-30.1989年
介護等体験における人間理解 教師を志すあなたへ(共著)中央法規出版 2001年
動画を用いた自閉性障害児・者の表情理解学習 リハビリテイション心理学研究 第33巻第1号, 17-28, 2006年
インクルーシブ教育の基盤となる学級経営に関する一考察 ?発達障害等の児童を包含する自治的な学級集団づくり? 学校教育実践学研究 第19巻,45-55, 2013年
インクルーシブ教育の基盤となる児童理解に関する一考察 ?特別な教育的支援を必要とする児童の理解と対応? 広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要 第11号,35-43, 2013年
幼児学用語集(共著)北大路書房 2013年
牟田口 辰己[ムタグチ タツミ]
牟田口辰己(むたぐち・たつみ)
1952年 福岡県に生まれる
1993年 筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース修了
現 在 広島大学大学院教育学研究科教授(博士(教育学))
主著・論文 5訂版 視覚障害教育に携わる方のために(共著) 慶應義塾大学出版会(印刷中)
教科書点訳の手引(共著) 全国視覚障害児童・生徒用教科書点訳連絡会 2013年
点字読み熟達者の読速度に関する研究 - 読速度の左右差に焦点を当てて -. 特殊教育学研究, 50(4),343-352. 2013年
盲学校在籍児童と通常学級在籍児童における点字読速度発達の比較. 障害科学研究, 38, 93-101. 2014年
白杖歩行の偏軌に歩行速度がもたらす影響. (共著) 視覚リハビリテーション研究, 5(2), 53-62. 2016年
目次
第1章 特別支援教育の仕組み
第2章 障害のある乳幼児期の子どもへの支援
第3章 幼稚園等・小学校・中学校・高等学校(中等教育学校)における特別支援教育
第4章 特別支援学校における教育
第5章 特別支援教育を推進させるために
第6章 特別支援教育に携わる教員が身につけるべき基礎的な力
第7章 今後の特別支援教育
著者等紹介
川合紀宗[カワイノリムネ]
1972年大阪府に生まれる。2007年米国ネブラスカ大学リンカーン校大学院音声言語病理学・聴能学研究科博士課程音声言語病理学専攻、修了。現在、広島大学大学院教育学研究科・国際協力研究科教授(Ph.D.(音声言語病理学))
若松昭彦[ワカマツアキヒコ]
1959年山口県に生まれる。1988年九州大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在、広島大学大学院教育学研究科教授(博士(教育学))
牟田口辰己[ムタグチタツミ]
1952年福岡県に生まれる。1993年筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース修了。現在、広島大学大学院教育学研究科教授(博士(教育学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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