ふと浮かぶ記憶と思考の心理学―無意図的な心的活動の基礎と臨床

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ふと浮かぶ記憶と思考の心理学―無意図的な心的活動の基礎と臨床

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762828492
  • NDC分類 141.34
  • Cコード C3011

出版社内容情報

「遠い昔の出来事を突然思い出した/ふと大事な約束があることに気づいた/急に答えがひらめいた/どうしてもイヤなことが頭から離れない」。自らの意志と無関係に意識に上るこれらの現象に関心が集まり,新しい心理学が生まれようとしている。無意図的な心の働きにいち早く注目,主に認知・臨床心理学から果敢に挑んだ書。

はじめに

1章 ふと浮かぶ記憶・思考とは何か
 1節 はじめに
 2節 ふと浮かぶ記憶とは
 3節 ふと浮かぶ思考とは
 4節 本書の構成
 5節 おわりに

2章 意図的想起と無意図的想起―自伝的記憶
 1節 はじめに
 2節 無意図的想起の研究方法
 3節 無意図的想起の検索過程
 4節 おわりに

3章 ふと浮かぶ過去―自伝的記憶の無意図的想起
 1節 はじめに
 2節 想起状況
 3節 想起内容
 4節 無意図的想起の役割
 5節 無意図的想起と想起者特性
 6節 おわりに

4章 匂いと記憶―プルースト現象
 1節 ふと浮かぶ記憶・思考研究からみたプルースト現象
 2節 嗅覚と記憶に関する従来の研究
 3節 嗅覚刺激による意図的に想起された自伝的記憶の研究
 4節 嗅覚刺激による無意図的に想起された自伝的記憶の研究
 5節 嗅覚とふと浮かぶ記憶・思考研究の現在と未来
 6節 おわりに

5章 ふと浮かぶ未来の予定の記憶
 1節 はじめに
 2節 未来の予定の記憶
 3節 未来の予定の無意図的想起
 4節 予定の想起の無意図性と自発性
 5節 おわりに

6章 ひらめきと問題解決―洞察問題解決
 1節 はじめに
 2節 洞察の特徴を探る研究の概観
 3節 洞察問題解決の説明理論:ひらめきはいかにして起こるのか
 4節 洞察を促すものと邪魔するもの
 5節 おわりに

7章 さまよう思考―マインドワンダリング
 1節 はじめに
 2節 マインドワンダリングの測定法
 3節 マインドワンダリングの現象的特徴
 4節 マインドワンダリング生起のメカニズム
 5節 マインドワンダリングの適応的意義
 6節 終わりに

8章 未来の出来事の思考―エピソード的未来思考
 1節 エピソード的未来思考
 2節 エピソード的未来思考研究-エピソード記憶の重要性
 3節 エピソード的未来思考のプロセス
 4節 エピソード的未来思考を促進させる要因
 5節 エピソード的未来思考が他の認知活動に及ぼす影響
 6節 おわりに

9章 考えたくないことが心に浮かぶ―思考抑制の意図せざる影響
 1節 思考を抑制することの難しさ
 2節 シロクマについては考えないでください
 3節 思考抑制の意図せざる影響
 4節 考えない方法について考える
 5節 これから考えるべきこと

10章 ふと浮かぶ記憶・思考の計算論モデル
 1節 ふと思い浮かぶ現象への理論的アプローチ
 2節 グローバル・ワークスペース理論
 3節 計算論モデルIDA
 4節 おわりに

11章 ふと浮かぶ記憶・思考の神経機構
 1節 はじめに
 2節 無意図的想起と脳の働き
 3節 マインドワンダリングの神経基盤
 4節 ひらめき(洞察)をうむ脳

12章 ふと浮かぶ思考と自由意志の感覚
 1節 はじめに
 2節 心に浮かぶ世界
 3節 己を知ることの功罪
 4節 われ思うかのように感じる仕組み
 5節 意志とは何か?

13章 ふと浮かぶ思考と抑うつ
 1節 抑うつと「ふと浮かぶ思考」
 2節 抑うつと反すう
 3節 反すうの起源を探る
 4節 反すうとどう向き合うか
 5節 展望とまとめ

14章 ふと浮かぶ記憶とPTSD
 1節 PTSD(心的トラウマ後ストレス障害) とは何か
 2節 PTSDの症状
 3節 PTSDの諸症状が生起するメカニズム
 4節 侵入想起過程の実験研究
 5節 侵入想起される記憶は本物か
 6節 トラウマ記憶は抑圧されるのか?

15章 ふと浮かぶ記憶・思考とのつきあい方
 1節 はじめに
 2節 正体不明の存在への4つの態度
 3節 無意識的な意図を信じる人間性アプローチ
 4節 力動論から見た無意識的な意図
 5節 無意識的な意図と意識のメカニズム
 6節 認知行動療法(CBT)における無意識的な意図とのつきあい方
 7節 まとめ

◆執筆者一覧(執筆順)
森田泰介 第1章,第5章
雨宮有里 第2章
神谷俊次 第3章
山本晃輔 第4章
清河幸子 第6章
関口貴裕 第7章,第11章
伊藤友一 第8章
及川 晴 第9章
月元 敬 第10章
及川昌典 第12章
服部陽介 第13章
越智啓太 第14章
杉山 崇 第15章

目次

ふと浮かぶ記憶・思考とは何か
意図的想起と無意図的想起―自伝的記憶
ふと浮かぶ過去―自伝的記憶の無意図的想起
匂いと記憶―プルースト現象
ふと浮かぶ未来の予定の記憶
ひらめきと問題解決―洞察問題解決
さまよう思考―マインドワンダリング
未来の出来事の思考―エピソード的未来思考
考えたくないことが心に浮かぶ―思考抑制の意図せざる影響
ふと浮かぶ記憶・思考の計算論モデル〔ほか〕

著者等紹介

関口貴裕[セキグチタカヒロ]
1971年群馬県に生まれる。2000年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。現在、東京学芸大学教育学部准教授。博士(人間科学)

森田泰介[モリタタイスケ]
1973年奈良県に生まれる。2002年関西大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、東京理科大学理学部第二部専任講師。博士(文学)

雨宮有里[アメミヤユリ]
1977年山梨県に生まれる。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程単位取得退学。現在、東京女学館大学国際教養学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひろか

4
伊藤絵美氏のTwitterで本書が話題となっていたため購入。非常に《基礎》心理学的な内容だが、臨床的な発想を広げることもできる。2014/09/21

たかね@心理学

2
無意図的想起やマインドワンダリング、洞察問題解決、思考抑制の皮肉課程、反すう、侵入想起といった(タイトル通り)「ふと浮かぶ記憶と思考」について書かれている。 最新の研究や、多数の理論・仮説が提示されつつ、様々な研究を扱っているため、幅広い知見が得られた。 「無意識」という言葉でまとめるのは勿体なく、また誤解を生む表現ではあるが、その理解の第一歩として非常に役立つ書籍であると感じた。2014/10/18

まぎぬん

0
卒論に関係ありそうなのでそのあたりをかいつまんで。反すう、マインドワンダリングなど、役に立つ部分もあれば負担になる部分もある無意図的な思考。これからの研究が待たれる。自分もその一端を担えるようになるのだろうか。2018/02/16

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