出版社内容情報
心理学の基礎的研究から応用・実践研究まで,多彩な分野の研究者がそれぞれの立場で,教育や研究という実践活動を少し退いたところから眺め,メタ化し,その実践の持つ意味を示す。学び手が研究の成果にのみ着目するのではなく,その導出過程を吟味し,常識を疑う姿勢をもつ契機になることをも意図している。
目次
『心理学』講義の意義について、実践のメタ化を通して理解する
1部 概念から心理学を理解する(感覚・知覚領域の概念について、日常的な素材を通して理解する;社会心理学における帰属概念について、研究指導を通して理解する;教育心理学における批判的思考について、教育実践を通して理解する)
2部 方法から心理学を理解する(教科教育における「わかり方」について、メタファを通して理解する;臨床心理学からみた「自分」について、映画を通して理解する)
3部 実際の支援を通して心理学を理解する(学校臨床場面における自殺について、実際の支援を通して理解する;学校臨床場面における不登校について、実際の支援を通して理解する;学校臨床場面における発達障害について、実際の支援を通して理解する)
著者等紹介
福田廣[フクダヒロシ]
1948年長崎県に生まれる。1975年広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、文学修士。広島大学助手、山口大学講師、助教授、教授を経て、山口大学名誉教授
名島潤慈[ナジマジュンジ]
1948年広島県に生まれる。1974年広島大学大学院教育学研究科修士課程修了、博士(心理学)。広島大学助手、熊本大学講師・助教授、山口大学教授を経て、山口学芸大学教育学部教授、山口大学名誉教授、臨床心理士
田邊敏明[タナベトシアキ]
1956年山口県に生まれる。1981年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了、文学修士。高松短期大学講師・助教授、山口大学助教授を経て、山口大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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