内容説明
便利ですばらしいコンピュータを大人だけが使用しているのはもったいない。子ども達も同じように使用できるのではないだろうか。子ども達は大人が使用している道具を同じように使いたいと思っているものである。子ども達がコンピュータを使用したときに、子ども達にどのような影響があるのだろうか。園でコンピュータで遊ぶとき何台必要か。何歳から遊べるのか。興味のある内容ばかりである。本書は、幼児とコンピュータに関心をもつ研究者と幼稚園が共同して実施した報告書である。
目次
第1部 コンピュータは幼児教育現場でどう受け入れられているか(コンピュータ導入による保育環境(おもに保育者)の変化
幼稚園教育とコンピュータ
「パルとプルル」と子ども達―ヴァーチャルリアリティ ほか)
第2部 ソフトウェアの開発(コンピュータを取り入れた保育環境の構築;ソフトウェアの開発;行動記録システムについて)
第3部 実践例の紹介(出会い(春の自然と遊ぼう;水辺の生き物を見つけよう)
水遊び
交信―パルとプルルに会えるよう七夕様にお願いしよう ほか)
著者等紹介
倉戸直実[クラトナオミ]
1938年埼玉県に生まれる。産業心理研究所、浪速短期大学(現大阪芸術大学短期大学部)講師、同助教授を経て、現在、大阪芸術大学短期大学部教授
岸本義博[キシモトヨシヒロ]
1933年岡山県に生まれる。兵庫県千種町公立学校教諭、龍野市公立学校教諭、兵庫県教育委員会西播磨教育事務所指導主事・管理主事、兵庫県龍野市教育委員会学校指導課長、兵庫県龍野市立誉田小学校校長、揖保小学校校長を経て、1994年兵庫県揖保川町教育長(~2002年まで)
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