内容説明
本書は基本的には専門学校・短期大学・大学の保育士や幼稚園教諭の養成課程におけるテキストとして、あるいは、現場で保育・教育に取り組んでおられる保育士や幼稚園教師の方々の現場研修での資料としての使用を念頭においているが、保育に専門に携わる方々のみならず、子育て中の方々にも広く読んで頂きたいと思っている。言葉の問題は「領域言葉」だけにとどまらず、子どもの人格形成に大きく影響を及ぼすものである。子どもと楽しく関わり合い、楽しい会話を紡いでいくことが重要なのである。子どもとの関わりの楽しさ、会話のおもしろさに気づいていただけるように、コラムをはじめ、本文中にもできるだけ多くの事例を挿入した。
目次
第１章 子育てと言葉
第２章 領域「言葉」
第３章 言葉の獲得
第４章 言葉を育てる環境
第５章 言葉を育てる児童文化と地域文化
第６章 言葉の育ちにかかわる諸課題
著者等紹介
小田豊［オダユタカ］
１９６６年広島大学教育学部教育専攻科修了。文部科学省初等中等教育局主任視学官を経て、現在、国立教育政策研究所次長
芦田宏［アシダヒロシ］
１９８０年大阪教育大学大学院教育学研究科学校教育専攻修士課程修了。現在、姫路工業大学環境人間学部助教授（教育学修士）
門田理世［カドタリヨ］
２００２年Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ ｏｆ Ｉｌｌｉｎｏｉｓ ａｔ Ｕｒｂａｎａ‐ＣｈａｍｐａｉｇｎよりＰｈ．Ｄ（Ｅａｒｌｙ Ｃｈｉｌｄｈｏｏｄ Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ）取得。現在、西南学院大学文学部児童教育学科助教授
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