内容説明
本書は専門的な統計学というわけではなく、行動科学の研究法としての統計法についての初歩的な入門書である。このため、数学に関する予備知識の少ない者や初めて統計を学ぶ者でも理解できるよう、専門的な数学的説明は省略し、具体的な例題や実践例をもとに、研究への実際的適用に重点をおいて、できる限り平易に解説した。
目次
序説
データの整理
代表値と散布度
測定値の変換
相関
推計学の基礎
平均値に関する検定
ノンパラメトリック検定
分散分析(3つ以上の平均の差の検定)
重回帰分析
因子分析の基礎
パソコンによるデータ処理の基本
著者等紹介
山上暁[ヤマガミアキラ]
1950年兵庫県に生まれる。1980年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了(実験心理学専攻)。現在、甲南女子大学人間科学部教授
倉智佐一[クラチサイチ]
1918年京都府に生まれる。1941年広島文理科大学卒業(心理学専攻)。1952年イリノイ大学大学院卒業(教育心理学専攻)。1996年逝去。大阪教育大学名誉教授・文学博士
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