目次
序論(心理学の哲学とは何か;概観:歴史的観点から)
第1部 歴史編:心理学の成立(近代心理学の思想史背景と意義;人間科学の方法論争;行動主義と哲学;ゲシュタルト理論の射程;科学論の展開)
第2部 各論編:心理学の展開(認知革命と「心の哲学」;臨床心理学の隠れた哲学;発達心理学の隠れた哲学;社会心理学の新展開:社会的構成主義と言説的アプローチ)
著者等紹介
渡辺恒夫[ワタナベツネオ]
1946年生まれ。現在、東邦大学理学部教授。専門は生涯発達心理学、死生学、夢の心理学、科学基礎論
村田純一[ムラタジュンイチ]
1948年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は現象学、科学哲学
高橋澪子[タカハシミオコ]
1934年生まれ。現在、専修大学大学院人文科学研究科非常勤講師。専門は心理学史
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感想・レビュー
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シン
3
面白いかつ勉強になった。2007/06/18
yamadamada
2
@yonda4 面白い論文集。心理学の科学哲学の本だが、心理学の歴史も概観できる。認知主義退潮のあと現在の心理学がどのような学問的基礎を持つのか知りたくて読んだ。当前、心理学と名のつくものをすべて網羅しているわけではないが、コネクショニズム・生態学的心理学・社会的構成主義などのおさらいはできた。ディルタイ解釈学の、科学でなくてもよいのでは?という居直り?や、行動主義再評価の流れが興味深かった。また、リクールも読んでみようかとも思った。2010/03/04
RDC
0
精神分析学まわりと行動主義まわり。概論みたいなところでデネットが触れられてて「こいつすげーんだな」と思った。2020/04/19