内容説明
個人主義と集団主義に関する定義は、政治的、社会的、宗教的、そして経済的生活にとって重要な意味をもつ。またこれらの定義は現実を知覚する方法に影響するし、私たちの哲学的なものの見方と相互に作用しあう。私たちは異なるレンズを通して世界を見ているのである。本書では、この2種類のレンズを通して世界がどのように見えるのかを探求するものである。
目次
第1章 序論―2つの構成概念
第2章 哲学と社会科学における個人主義と集団主義
第3章 個人主義と集団主義の特質
第4章 個人主義と集団主義の先行要因と地理的分布
第5章 個人主義と集団主義はどのような影響を及ぼすか
第6章 応用―人々がいっしょにうまくやっていけるように訓練する
第7章 個人主義と集団主義の評価
著者等紹介
神山貴弥[コウヤマタカヤ]
1963年兵庫県に生まれる。1993年広島大学大学院生物圏科学研究科博士課程後期修了。現在、広島大学教育学部助教授、博士(学術)
藤原武弘[フジハラタケヒロ]
1946年大阪府に生まれる。1973年広島大学大学院教育研究科博士課程実験心理学専攻退学。現在、関西学院大学社会学部教授、博士(心理学)
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