目次
第1部 事例研究の基礎と倫理(心理臨床実践と事例研究;研究法としての事例研究;職業倫理と事例の扱い方)
第2部 事例の報告と研究のしかた(心理臨床における記録;事例報告と資料作成の要領;事例研究の着想と手順 ほか)
第3部 事例研究の応用と発展(家族・グループを対象とした事例研究;歴史的人物の事例研究;PAC分析と「個」へのアプローチ ほか)
著者等紹介
山本力[ヤマモトツトム]
1950年兵庫県姫路市に生まれる。1979年広島大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。博士(心理学)、臨床心理士。現在、岡山大学教育学部附属教育実践総合センター教授
鶴田和美[ツルタカズミ]
1951年愛知県に生まれる。1977年広島大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。博士(心理学)、臨床心理士。現在、名古屋大学学生相談総合センター・発達心理精神科学教育研究センター教授、日本学生相談学会常任理事・『学生相談研究』編集委員長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
7
今更ではありますが、勉強になりました2024/05/06
いとう
4
心理臨床の(事例報告・症例報告ではなく)事例研究が、医学の症例報告と、質的研究法とどう違うのかを知りたくて購入。概ね次のように考えた。【目的】(質)が現象の意味や人々の経験・価値観・文化の理解出るのに対し、(事)は特定の「事例」を深く、詳細に理解する。【対象数】(質)が複数の参加者・小規模状況であるのに対し、(事)が1つまたは少数の「事例」(個人、組織、出来事など)。【焦点】(質)が共通のパターンやテーマの抽出であるのに対し、(事)特定事例の文脈・経緯・複雑性の解明である。2025/04/25
hideko
0
具体的で解りやすく解説してあります。2017/02/07