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内容説明
本書ではまず、組織行動を社会心理学的に考えるとはどういうことかを論じたあとに、組織とは何か、それが今日にいたるまでどのように認識されてきたかを、真正面から論じる。次に、組織の中の人間は、実際どのように考え行動しているのかについて、社会心理学的な知見の整理を試みた。コミットメント、キャリア、職務満足、モチベーション、対人関係、バーンアウト、意思決定などである。最後に、組織と人間がどのように折り合いをつけることによって、完全ということはあり得ないだろうが、いくらかでも住み良いところになるのかについて、デザイン論の視点から物理環境と人間環境の2つの側面について論じている。
目次
組織行動の社会心理学の課題
第1部 組織論の視点―組織とは何か(組織管理論の系譜―古典的組織管理論から近代組織理論成立まで;組織と人間―経営学の立場から ほか)
第2部 組織のなかの人間行動(コミットメント;キャリア ほか)
第3部 組織デザインと行動の変容(物理環境;人間環境)
著者等紹介
高木修[タカギオサム]
1940年京都府生まれ。関西大学社会学部教授。日本社会心理学会会長。1970年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学・文博。研究分野は社会心理学・対人行動学
田尾雅夫[タオマサオ]
1946年香川県生まれ。京都大学経済学研究科教授。1975年京都大学大学院文学研究科(心理学専攻)を単位取得の上退学・博士(経済学)。研究分野は組織心理学・経営学
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