内容説明
本書では、情報行動を「私たち」と「社会」とを結びつける行動としてとらえ、私たちの情報行動が、社会を動かすことになるのかを問うものである。
目次
情報行動の社会心理学
第1部 社会に「開く」(自己呈示と情報行動;情報行動と意思決定―異質化と共同・共生のモラル・ジレンマ;メディアと自己表現)
第2部 社会を「知る」(マスメディアによる社会的現実の構成;インターネットのつくる情報環境;未来を予見する情報行動―予報・予測・予知・予言)
第3部 社会に「つながる」(携帯電話と変容するネットワーク;ネットワークの壊れるとき)
第4部 社会を「動かす」(消費者からの情報発信―わるい口コミの影響力;ネットワーク社会のなかのパーソナル・コミュニケーション;インターネット時代の世論と政治)
著者等紹介
高木修[タカギオサム]
1940年京都府生まれ。関西大学社会学部教授。1970年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学・文博。研究分野は社会心理学・対人行動学
川上善郎[カワカミヨシロウ]
1946年東京都生まれ。成城大学文芸学部教授。1968年東京大学文学部卒業。研究分野は社会心理学・情報行動論・対人コミュニケーション
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