内容説明
誰にも打ち明けられない秘密をもっているとき、心と身体では何が起こっているのでしょうか?長い間、心の奥底に封じ込めてきた秘密を告白したとき、心と身体にどのような変化が起こるのでしょうか?地震や交通事故の被災、生命の危機、人間関係における不信、性的虐待、離婚、失業、重要な目標の挫折などを経験することによって生じたトラウマ(心の傷)は、どのようにすれば癒すことができるのでしょうか?本書には、これらの疑問を解く手がかりが豊富に詰まっています。
目次
1 告白と抑制:あるアプローチのはじまり
2 抑制は健康をおびやかす
3 筆記するといっそう健康になる
4 実験室における告白
5 考えを抑え込むこととの闘い
6 対処を速めるには
7 筆記の価値を理解する
8 告白の社会的価値:誰に話すのか、どんなふうに聞くのか
9 愛情と情熱、そしてスリル
10 抑制パーソナリティ
11 抑制のかかった都市
12 文脈のなかでの告白:心理療法、宗教、そして洗脳
13 トラウマ以外に対する効用:筆記とウェルビーイング
著者等紹介
ペネベーカー,ジェームズ[Pennebaker,James W.]
テキサス州生まれ。現在テキサス大学オースチン校教授。1977年テキサス大学オースチン校大学院博士課程・Ph.D.(心理学)。社会心理学・社会心身医学について研究
余語真夫[ヨゴマサオ]
1966年愛知県生まれ。同志社大学文学部助教授。’92年同志社大学大学院博士課程中退・修士(心理学)。感情心理学、実験社会心理学を研究。分担執筆に「顔と心」「化粧心理学」「PMSの研究」「人間行動学講座<第1巻>まとう」「被服と化粧の社会心理学」など
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感想・レビュー
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