オープニングアップ―秘密の告白と心身の健康

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784762821950
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

内容説明

誰にも打ち明けられない秘密をもっているとき、心と身体では何が起こっているのでしょうか?長い間、心の奥底に封じ込めてきた秘密を告白したとき、心と身体にどのような変化が起こるのでしょうか?地震や交通事故の被災、生命の危機、人間関係における不信、性的虐待、離婚、失業、重要な目標の挫折などを経験することによって生じたトラウマ(心の傷)は、どのようにすれば癒すことができるのでしょうか?本書には、これらの疑問を解く手がかりが豊富に詰まっています。

目次

1 告白と抑制:あるアプローチのはじまり
2 抑制は健康をおびやかす
3 筆記するといっそう健康になる
4 実験室における告白
5 考えを抑え込むこととの闘い
6 対処を速めるには
7 筆記の価値を理解する
8 告白の社会的価値:誰に話すのか、どんなふうに聞くのか
9 愛情と情熱、そしてスリル
10 抑制パーソナリティ
11 抑制のかかった都市
12 文脈のなかでの告白:心理療法、宗教、そして洗脳
13 トラウマ以外に対する効用:筆記とウェルビーイング

著者等紹介

ペネベーカー,ジェームズ[Pennebaker,James W.]
テキサス州生まれ。現在テキサス大学オースチン校教授。1977年テキサス大学オースチン校大学院博士課程・Ph.D.(心理学)。社会心理学・社会心身医学について研究

余語真夫[ヨゴマサオ]
1966年愛知県生まれ。同志社大学文学部助教授。’92年同志社大学大学院博士課程中退・修士(心理学)。感情心理学、実験社会心理学を研究。分担執筆に「顔と心」「化粧心理学」「PMSの研究」「人間行動学講座<第1巻>まとう」「被服と化粧の社会心理学」など
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くらすけ

7
多くの実証研究で支持されているストレス解消法であるエクスプレッシブライティングを考案した心理学者の本。エクスプレッシブライティングとは簡単に言うと動揺した出来事についてありのままの事実と自分の感情を紙に書くと言う行動です。正しくエクスプレッシブライティングをしたい場合は一読の価値ありです。2021/03/23

Baron

6
やっぱりトラウマから回復するには、「喋ること」と「書くこと」がすごく大事なんだなーと再認識させられる本。 心の傷を負っても、その体験談をほとんど話さず、元気な振りをしていると、長期的に見れば心身の健康はどんどん侵されていく。 「喋って、書く」ことで、トラウマに折り合いをつけられるようになり、受け止めることができるようになるのだ。2017/12/31

Miyuki Inoue

2
修論の参考文献として、要点だけを拾い読み。海外での研究事例が羅列で読みづらいところもある。胸の内を他の人に話すことの良さが少しわかったような、、相手がより親しい知人や家族と、全く知らない匿名の人に話すのでは、それぞれ別の役割がありそうだ。2013/12/25

anchic

1
さまざまな研究が羅列して書かれている感じなので読みづらかったです。

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