内容説明
3つの社会・心理的機能が装いにはある。自己の確認・強化・変容機能、情報伝達機能、社会的相互作用の促進・抑制機能。本書では、これらの装いの3つの社会・心理的機能を構成の枠組みとし、それぞれの機能を、被服と化粧の領域の具体的な問題から解説している。
目次
第1部 装いの意味と社会・心理的機能
第2部 被服と化粧による自己の確認・強化・変容
第3部 被服と化粧による情報伝達
第4部 被服と化粧による社会的相互作用の促進・抑制
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
n-shun1
2
メイクをテーマにする仲間の話を理解するために図書館で借りた。「人はなぜ装うのか」というおたずねが表紙にある。確かに。衛生的で機能的で経済的であれば生きていく上の不便はない。衣装や化粧はお祭りというか祭祀というか特別さを表すものか。身分の違いも分かる。社会的なメッセージと個人内の認知,印象操作。特定文脈の衣装や化粧をするとその役割を果たす行動や意識が表れそうだ。装う=飾る,だろうか。人間の飾る行為との類似性はありそうだ。盛るという表現か。一時的な変身。それを周囲も本人も理解している。本質は伴っていくか?2025/07/04
あああ
1
人は何故装うのか。 自己向上と他者への意思表示。 ルールに乗っ取った制度化された世界。時代、国、文化によってルールは異なる。 装う≠≒美しさ2014/10/26