内容説明
ＡＴＲはわずか設立１５年にして情報通信に関する研究開発の“世界のＣＯＥ”に成長した。この驚くべき成功は、葉原さんの卓越した研究マネージメントがあって初めて可能だった。本書にはその葉原さんの人柄と哲学が強くにじみ出ている。研究者と研究管理者にとって必読の、また学生諸君の教養の書。
目次
ゼロからのスタート
皇室とＡＴＲ（天皇・皇后両陛下ご来訪；秋篠宮、皇太子両ご夫妻ご来訪）
二人称の勧め
『層論』と『格論』
半歩踏み出そう―ネーミングの大切さ
結起承転
「研究の自由」―このむつかしいもの
『微分』と『積分』
シナリオを書こう、そして変えて行こう〔ほか〕
著者等紹介
葉原耕平［ハバラコウヘイ］
１９３３年香川県高松市生まれ。１９５５年京都大学工学部電気工学科卒業。１９５５年日本電信電話公社入社。１９７８年同武蔵野電気通信研究所基幹交換研究部長。１９８０同技術局次長。１９８３同研究開発本部副本部長。１９８５年ＮＴＴ理事通信綱第一研究所長。１９８６年（株）国際電気通信基礎技術研究所（ＡＴＲ）代表取締役副社長、（株）エィ・ティ・アール通信システム研究所代表取締役会長、（株）エィ・ティ・アール自動翻訳電話研究所代表取締役会長、（株）エィ・ティ・アール視聴覚機構研究所代表取締役会長、（株）エィ・ティ・アール光電波通信研究所代表取締役会長。１９９６年（株）国際電気通信基礎技術研究所顧問。１９９６年ＮＴＴエレクトロニクステクノロジ（株）顧問。１９９８年ＮＴＴアドバンステクノロジ（株）フェロー。２０００年東京大学国際・産学共同研究センター客員教授。社団法人電子情報通信学会名誉員、社団法人電信電話技術委員会評議員、標準化会議名誉議長、財団法人日本学会事務センター評議員、工学博士
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