出版社内容情報
慶左衛門は江戸で評判の女好き。噂の強壮剤を手に入れるため2人の妾と共に西国へ……著書初の好評時代小説シリーズ第2弾登場。
内容説明
姦婦おきんに続き、人妻お六も妾にした西門屋慶左衛門。江戸一の色男の評判は高まるばかりだが、自慢のモノが役に立たなくなったからさあ大変。噂の強壮剤を手に入れるため、お伊勢参りにかこつけて女二人と旅に出たが…地獄の沙汰も金次第、色欲全開の東海道中絵巻!豪華絢爛な新官能時代小説、第二弾。
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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リョウ
2
面白かった。女のいやらしさ、あざとさ、そして可愛らしさを描かせたら林は天下一品だと思う。2015/08/01
謡子
1
お六がでてくることによっておきんがかわゆくなった(当社比)。おきんの旦那の弟分がいじらしい。そこで幸せに…ならないのが常、なのかなあ。人の命ってほんとうに軽い。黄表紙を読んでる心持ちで楽しく読了。2024/06/14
Ayumi Shimojoh
1
色欲を豪放磊落にテーマとした江戸の娯楽本です。シリーズ2作目で、殿様の側室と、旅立ち伊勢詣でとで盛り沢山。お六さんのえげつない事といったらまあ、人の欲には限りがない。旅路編は江戸から伊勢への道中、宿場での出来事が面白い。伊勢でこの巻は終わり、旅はまだまだ続くのでまた読まねば。2013/12/22
凜
1
これも好きです!やはり、面白い!どんどん読めちゃいます。
cooちゃん
1
楽しかった!軽快な語り口なのになんかお江戸にタイムスリップしたかのよう2013/06/23