支援ニーズを抱える子どもと向き合う教師の「判断」―エスノグラフィーでよみとく教師の専門性

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支援ニーズを抱える子どもと向き合う教師の「判断」―エスノグラフィーでよみとく教師の専門性

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784762034732
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C3037

出版社内容情報

「学校」の何気ない日常の日々は、どのようにして途切れることなく維持されているのだろうか。
背後で支えている教師たちの日々の実践や、教師たちの「先生」としての判断を探究したエスノグラフィー。

さまざまな家庭背景をもつ、子どもたちが集う公立小学校における教師の日常を描く。
教師たちが学校の日常を維持する背景でいかなる教育実践が子ども支援をめぐって日々なされているのか、
子どもと向き合う教師たちと、時間、空間、経験を共にしながら、教師らの行う8つの子ども支援実践を紹介する。

子どもたちの学びや育ちを支える専門家として、教師らが日々いかなる判断の下で子ども支援を行い、
教育実践を継続させているのか、支援の実際や、教師らの状況、子や同僚との対話など、
支援の具体から教師の専門性を検討する。

「学校」の当たり前の毎日を支え続ける、教師たちの静かな専門性を描く。


【目次】

 はじめに

第Ⅰ部 「学校」という場で「教師」が担う学校の機能維持
 第1章 学校の機能維持を支える教師の実践
  第1節 「子ども支援」をめぐる「判断」に着目する4つの理由
  第2節 教師の実践に影響を及ぼす教員文化
   1.教員文化とは /  2.学校現場が抱える多様なアポリア(困難)
   / 3.学校の営み破綻の兆候 / 4.破綻回避装置としての教員文化
  第3節 教師の実践に影響を及ぼす教師役割
   1.学校の機能維持のメカニズムを明らかにする視点としての「役割」
   / 2.教師役割の三類型 / 3.教師役割を捉える2 つの視点
  第4節 本研究が取り組む研究課題ならびに方法
 第2章 本研究の方法と構成
  第1節 対象
   1.対象の選定ならびにフィールドエントリー / 2.みどり小学校に関わるアクターたち
  第2節 調査方法
   1.観察 / 2.インタビュー(個別/ グループ) / 3.ケース会議記録
   / 4.倫理的配慮 / 5.研究の質の確保
  第3節 分析方法
   1.エスノグラフィー / 2.ナラティブ分析 / 3.会話分析 / 4.ディスコース分析
  第4節 研究の全体像と各章の目的
   1.第Ⅱ部(第3、4、5章) / 2.第Ⅲ部(第6、7、8章)
   / 3.第Ⅳ部(第9、10章) / 4.第Ⅴ部(第11、12章)

第Ⅱ部 教師の規範意識と葛藤
 第3章 「子どものため」で揺らぐ
  第1節 異なる立場の異なる支援
   1.立場が異なる教師間での「連携」 / 2.子ども支援における教職員間の「連携」はどう検討されてきたか
  第2節 方法
   1.データ収集 / 2.研究協力者 / 3.手続き
  第3節 結果:zさん支援をめぐる異なる支援方策
   1.支援ボランティア(筆者)の視点 / 2.児童指導主任の視点
   / 3.学級担任の視点 / 4.学級担任の状況配慮を志向するS教諭の視点
   / 5.中学校での勤務経験を持つI教諭の視点 / 6.語りとは異なっていたS教諭の支援
  第4節 考察:「子どものため」で揺らぐ
   1.社会的属性のもたらす影響を検討する視点から見える支援観のズレ
   / 2.力動論的視点から見える支援をめぐる揺らぎ / 3.「子どものため」で揺らぐ
  第5節 本研究の意義ならびに次章以降の課題

 第4章 自己の責任をめぐり悩む
  第1節 異なる立場の異なる責任意識
   1.立場が異なる教師間での「若手支援」 / 2.若手支援の難しさ
  第2節 方法
   1.研究協力者 / 2.手続き
  第3節 結果
   1.支援場面における発話行為連鎖の特徴 / 2.支援場面にお

目次

第1部 「学校」という場で「教師」が担う学校の機能維持(学校の機能維持を支える教師の実践;本研究の方法と構成)
第2部 教師の規範意識と葛藤(「子どものため」で揺らぐ;自己の責任をめぐり悩む;児童支援と教師支援の狭間で悩む)
第3部 教師の役割取得と役割遂行(アイデンティティを守る;空間や時間を活かす;認識差異をも取り入れる)
第4部 教師の役割形成と役割遂行(対立規範から逃れる;組織の規範を活用する)
第5部 総合考察:ニーズを抱える子どもと向き合う教師の判断(各章の結果とその意義;日常の「判断」に見る教師の専門性)

著者等紹介

小田郁予[オダイクヨ]
1977年生まれ、静岡県出身。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学(博士 教育学)。都留文科大学教養学部学校教育学科准教授。高校教員として10年以上の実務経験を経て教育学研究の道に進む。一貫して、当事者が語る意味や葛藤に寄り添い、現場の声に学び続けることを研究の基軸としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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